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杉田 潔人事部 調査役

2012年入行。企業投資第2部で企業向け投資業務に従事した後、企業金融第6部では観光業・ホテル旅館事業者に対する投融資を担う。続く業務企画部では、DBJの持つ投資ポートフォリオのリスク管理・マネジメント、方針策定・計画立案を行い、2022年より新卒採用チームリーダー。

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DBJの機能・役割を肌で感じていただけるよう、
実際の案件をもとにリアルさを追求しているのが特徴

DBJの社会的使命は、「市場や社会の発展におけるボトルネックを解消するための起爆剤になること」だと私は考えています。特に日本では、個別の企業や産業が取り組むプロジェクトに対し、果敢にリスクを取ってその挑戦を支えるようなプレイヤーが限られており、民間の企業や金融機関だけでは質・量ともに担い手として不足しているのが実状です。こうした状況下でDBJが果たすべきは、先進的な金融技術や商品に加え、蓄積してきた知見やノウハウを駆使することで、率先してリスクを取っていくこと。同時に、民間資金を呼び込み社会的な機運も生み出しながら、関係者と力を合わせて次代のための挑戦を成功へと導いていくことだと言えるでしょう。

そこでインターシップのプログラムも、こうしたDBJの機能・役割を、皆さんに肌で感じていただけるよう、実際の案件をベースにしているのが特徴です。通常DBJ職員が数か月間かけて取り組む投融資業務について、そのエッセンスを抽出して、1日ないし複数日のグループワークで体験できる、まさに「濃縮還元」したプログラムとなっています。特筆されるのは、各グループにメンター職員が配置されていることです。行き詰まった際には、メンターが必ずや「DBJバンカーだったら、こういうときはこう考える」という気づきを与えてくれるはず。このとき皆さんに感じていただきたいのがDBJの価値観です。
杉田 潔
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目の前のお客様の課題を解決するだけでなく、
その先に広がる産業や社会に対し、どのような価値提供・創造ができるか

昨今、社会や産業界に取り残されている課題は、どれも極めて複雑化した難易度の高いものばかりです。例えば、産業分野ではDXなどの新たなテーマを契機として、新技術の事業化といったイノベーションの推進や、個別産業の垣根を越えた再編・連携などを含む大きな転換期を迎えています。地域においては、中長期的に人口減少傾向が続く中、地域特性に応じた産業振興や、中小企業における事業承継問題などへの対応が求められますし、エネルギー分野では、「2050年カーボンニュートラル」の実現に向け、再生可能エネルギーのさらなる普及や水素・アンモニアの活用など、革新的な取り組みの商業化が課題となっています。

これらの課題に対し、DBJは「結節点」として機能することを、重要な使命と位置づけています。例えば、燃料電池自動車向けの「水素ステーション」の本格整備を目的とした新会社設立に際して、DBJは資金の出し手として参加するだけではなく、その後の運営フェーズにおいても、各参画企業の足並みをそろえるためのまとめ役として機能し、水素社会の実現に向けた体制の構築を牽引してきました。

私たちが課題に向き合う中で絶えず心掛けているのは、目の前のお客様の課題を解決するだけでなく、その先に広がる産業や社会に対し、どのような価値提供・創造ができるかまで見据えて、深く検討するということ。目指しているのは企業課題の解決を、業界課題・社会課題の解決へとスケールアップさせることであり、それがすなわちDBJの標榜する「経済価値と社会価値の両立」なのです。視座を高く、視野を広くもってこれを実現し、日本社会の発展に寄与していきたいと考えています。
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戦略的ジョブローテーションで培う多様な視点を掛け合わせることで
イノベーティブな発想やアイデアを生み出す人材になれる

DBJが提供できる価値の源泉の一つは、ソリューションの多様さです。融資や投資といった「資金を使う機能」、アドバイザリー、コンサルティングやアセットマネジメントといった「ノウハウを使う機能」などをワンストップで提供できることが、「投融資一体型」のシームレスな対応を可能にしており、これが他社にはないDBJという組織のユニークな点です。DBJバンカーは、融資を通じて経営をナビゲートするだけでなく、投資を通じて企業の経営に深く関与することも可能で、これらの組み合わせによって自ら描いた理想を実現へと着実に近づけていくことができるのです。

当然、DBJバンカーには相応の知識、スキルの体得が必要です。そのためには、前述の融資・投資・アドバイザリー・コンサル・アセマネといった各種機能を使いこなし、産業やエネルギー、都市開発など複数のセクターでの経験を横断的に獲得していくことで、自らの企業経営・産業経営の力を高めていくことが重要になります。高難度の課題をブレイクスルーしていくためには、特定分野の知見・ノウハウに終始するのではなく、多様な視点を掛け合わせることによって、イノベーティブな発想やアイデアを生み出し、具現化できる人材になることが必要なのです。それが、これからのDBJバンカーには強く求められています。
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高い視座を持ちつつ、手触り感のある具体案件をいかに遂行していくか 参加する皆さんには、その両面から成るダイナミックさを存分に楽しんでほしい

DBJの目指している「経済価値と社会価値の両立」は、パブリックな観点を導入しながらビジネスとしても成立させるという、一見相反する困難な取り組みでもあります。普段よりも、1段も2段も高い視座で、手触り感のある具体案件をいかに遂行していくか。インターンシップに参加する皆さんには、そのマクロ・ミクロ両面から成るダイナミックさを存分に楽しんでいただけたらと思っています。私たちの仕事の本質は「競争」ではなく「共創」です。DBJ単独で課題解決を完結しようとするのではなく、各業界の有力プレイヤーとチームを結成し、各々の強みを掛け合わせることを通じて、新しい価値を創造していく。そこに、DBJでの仕事の真髄、醍醐味があります。

私は、企業経営力を身につけたい、ビジネスを通じて社会貢献性・社会的インパクトの大きいことを自ら手掛けたいという思いからDBJでのキャリアを選択しました。大学時代は起業をし、自らのビジネスを営んだ経験もありますが、せっかくの一度きりの人生、世のため・社会のためになりたいと強く思い、経営力×社会貢献が実現できるフィールドとして、DBJが最適と判断しました。

インターンシップでのインプット・アウトプットを通じて、自分が実際に面白いと感じられるか、更に深めてみたいテーマかどうかを考える機会にしていただけたらと思います。また、本ワークには、絶対解が必ずしもあるわけではないことからも、当日どのような議論を繰り広げていただけるか、非常に楽しみにしています。

では、皆さんとインターンシップの場でお会いできる日を心待ちにしています。
杉田 潔