サステナビリティ×DBJ


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東京団地冷蔵(株)に対し、環境への配慮・災害時の対策がなされた国内最大級の冷蔵倉庫としてDBJ GreenBuilding認証を付加
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(株)三菱ケミカルホールディングスに対し、DBJ-対話型サステナビリティ・リンク・ローンの実施
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(株)Arc Japanの設立(不動産の環境負荷をモニタリングし、社会の脱炭素化を支援するデータプラットフォーム事業)

課題となっていること


サステナビリティに対するDBJの取り組み
環境対策への社会全体の考え方を転換させる目的がありました。ともすれば企業にとって環境対策にかかるお金はコストと見なされます。しかし、「DBJ環境格付融資」は、環境配慮に優れた企業がより適切な企業評価を得たうえで資金調達を実現するという流れをつくるものです。これにより、環境経営に対する意識を変えていただく、つまり金融の力で社会全体のマインドを変化させたいと考えたのです。
ただ、それはDBJ単独では難しいことです。他の金融機関とも協働を重ねることで、今では多くの金融機関で環境格付の制度導入が進み、サステナビリティへの意識が広く社会に浸透してきていると感じます。
「DBJ BCM格付融資」と「DBJ健康経営格付融資」という制度があります。先ほどもお話ししましたが、日本は地震をはじめ自然災害が多い国です。その日本特有の風土を考慮して2006年に防災格付を導入したのですが、これを2011年の東日本大震災を契機に「DBJ BCM格付融資」へと進化させました。変更のポイントは、事業継続に評価の軸足を移したことです。つまり、事前の防災も大切ですが自然災害をゼロにすることはできませんので、事前の対策に加え、災害が発生したあとの復旧力をマネジメントすることが重要だと考えたのです。
「DBJ健康経営格付融資」は2012年に導入した制度です。人手不足や長時間労働等を背景に、従業員の健康や働きがいへの配慮がより一層求められている中、各社の健康経営の取り組みを評価するものです。このように私たちは企業のサステナビリティ経営を後押しするために、民間金融機関に先駆けて、その土壌づくりに取り組んできたのです。


先進的な取り組み


DBJはどのように描いていくのか?
そのとおりです。たとえば「サステナビリティ経営のための長期ビジョンを策定したい」あるいは「長期ビジョン達成に向けた体制を構築したい」という意思はあるものの、その実現に向けたノウハウが足りないという課題を抱えている企業は多いのが現実です。
一方で私たちには、これまで1,000件を超える格付融資を実行する中で、個々の取り組みを「ストーリー」として捉える能力が培われています。お客様のビジョン策定から始まり、ビジョン実現に向けて重点的に取り組むべき項目の特定や、ビジョン達成や事業戦略と整合する計画の策定まで、PDCAサイクルを回していくための体制を構築するなど、お客様のサステナビリティ経営をナレッジ面からも支援しています。

