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INTERVIEW

DBJの人と仕事

成功の方程式が存在しない投資業務。
最適解を模索し、
投資先のバリューアップを目指す。

YUKI NAKASHIMA

中島 由貴

企業投資第1部 調査役 ※取材当時
2008年入行

総合職|投資

CAREER STEP
  • 1年目〜

    金融法人部

    DBJの資金調達業務や地域金融機関向けのメザニンファイナンスを遂行。

  • 3年目〜

    南九州支店

    鹿児島県・宮崎県の顧客を約30社担当し、投融資にかかる営業を担う。

  • 6年目〜

    企業金融第1部

    主に大手化学・医薬品メーカー向けの投融資業務に従事。

  • 9年目〜

    企業投資第1部

    メザニンファイナンスや事業会社との協働ファンドを通じたPE投資業務を担当。

向き合うテーマ:投資

DBJでは、事業再編や財務強化、国際競争力強化など、企業・社会が抱える様々な課題に対応するため、長期的視点に基づいたリスクマネーの提供を行っている。こうした金融サービスの中でもLBO/MBOやメザニンファイナンスなど、多様な資金供給手法に取り組んでいるのが企業投資第1部だ。近年では機関投資家や事業会社と協働したプライベート・エクイティ・ファンドも活発に展開している。

事業会社との協働ファンドを通じた
プライベート・エクイティ投資。

―― 現在手がけている仕事は?

現在所属しているのはメザニンファイナンスのチームです。メザニンファイナンスは融資と投資の中間的な性格を持ち、資金ニーズや資本政策に応じて、融資と投資双方の特色を活かした多様な設計が可能です。経営環境の変化や大型投資に伴う資本不足解消など、資本性資金に対する様々な需要に応えるため、営業部門とも連携しながら個々のニーズに応じたソリューションを提案しています。また、事業会社との協働ファンドを通じたプライベート・エクイティ(PE)投資業務も担当しており、近年はファンドの組成とその後のPMI(Post Merger Integration)の仕事が増えてきています。PMIとは、投資先の企業価値向上と長期的成長を支えるマネジメントの仕組みを構築・推進する一連のプロセスのことで、私も投資先の一つに社外取締役として派遣され、経営戦略策定や計数管理など、投資先のバリューアップを図る様々な施策に関わっています。

―― 担当しているPE投資の仕組みを教えてください。

私が担当しているのは事業会社との協働ファンドを通じた投資です。投資先に対して、DBJが培ってきた金融ノウハウと事業会社が持つビジネス知見を合わせてバリューアップを図るスキームです。投資先の経営戦略、財務戦略にも深く関与するため、長期的視野と企業マネジメント力が求められます。現在、DBJには様々なパートナーと連携したPEファンド、メザニンファンドなど、大小様々なファンドが組成・運営されており、投資業務の大きな柱の一つになりつつあります。

―― 仕事の難しさ、おもしろさとは?

投資業務では、投資先のビジネスモデル・事業環境などの個別性を踏まえた判断が求められ、教科書的な解が存在しないことがほとんどです。とりわけ投資先のバリューアップを図るという課題は企業経営そのものであり、成功の方程式など存在しないのです。協働する事業会社と協力しつつ、事業計画から資金計画、ガバナンス、人材育成まで、あらゆる課題に対して四苦八苦しながらも、1つずつ最善を尽くすことを常に意識しています。結果、多様な案件への投資経験を通じ、金融力に加え事業ノウハウも吸収し、投資のプロに成長したいと思っています。

画像:中島 由貴

チャレンジを受け入れる風土が
若手の成長につながっている。

―― 働く環境としてのDBJの魅力とはどんなところでしょうか?

様々なチャレンジを受け入れてくれる企業風土だと思います。やりたいことがあり、それがDBJの理念にかなっているのであれば、たいていのことはチャレンジさせてもらえると実感しています。特に近年は「経営人材を育てる」ことにも力を入れており、若手にも大きなチャンスが与えられます。私自身もそうであるように、投資先に社外役員として若手が派遣されることも増えてきました。まさかこの年齢で社外役員として派遣されることになるとは、入行した時には全く予想もしませんでしたね。また、職場環境という点では、コミュニケーションが取りやすい人が多く、仕事がしやすい点もDBJの大きな特色だと感じています。

―― 今後目指したいポジションや挑戦したい分野はありますか?

明快な解のない投資業務は経験がモノをいう仕事です。経験を積めば積むほどアプローチの引き出しが増え、力になります。現在、若くして大きなチャンスをいただいているので、しばらくは現在の部署で経験を重ね、力をつけたいと希望しています。役職についてはあまり考えたことがありません。遂行する業務に必要なら別ですが、自分のやりたいことが実現できるなら、ポジションにはこだわりません。とはいえ、いずれは部下を持ちマネジメントする立場になりますから、組織・チームとしてパフォーマンスを最大化するにはどうすればいいのか、日頃から意識しながら業務をしていきたいと考えています。

画像:中島 由貴