#アセットマネジメント


海外不動産投資運用部 部長代理
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1年目〜
国際統括部
(当時)インフラ・製造業等の海外投融資案件の実行支援や、海外金融機関が東京市場で起債する債券の取得などに従事。 -
3年目〜
関西支店
製造業の企業を担当し、営業の最前線でバンカーとしての審査能力を養う。取引先の海外事業展開にかかる課題やニーズを捉えたファイナンス提供機会を検討。 -
5年目〜
外部金融機関へ
出向港湾、空港、道路など、新興国における社会インフラプロジェクトに関する調査とファイナンスに携わる。 -
7年目〜
DBJアセット
マネジメント(株)
出向海外不動産投資運用部で、国内機関投資家を顧客とした投資運用業務に従事。主に米国案件を担当。
海外不動産投資ビジネスの拡大を目指す。
コロナ禍という未曾有の状況下における投資運用戦略の策定です。2020年春、世界経済が混乱を極めている中で投資を続けていくべきか、難しい判断を迫られました。検討の結果、新規投資をいったん控え、既存投資先のモニタリングやマーケット動向の把握に注力することに。しかし、いかなるマーケット環境下においても、良い投資機会がないか探索し続けることが、お客様の資産運用を担う私たちチームの使命です。投資を止めている時期においても、お客様とはもちろん、社内外の関係者と密にディスカッションを重ね、投資運用のプロとしての目利き力を発揮して、投資運用戦略を練り上げていきました。
その後、投資の再開にあたってポイントとなったのは、コロナ禍における不動産価格の動向の見極めです。現地でのヒアリングや物件視察が困難な状況のため、私たちはオンラインでのデュー・ディリジェンス(対象不動産についての詳細かつ多角的な調査)に取り組むなど工夫を重ねて投資機会を探索し、2020年の後半に投資を再開しました。本当に適切なタイミングなのか、明確な解が存在しない中で投資再開を決断するのは非常に緊張を伴うものでしたが、その後、投資の積み上げ・運用パフォーマンスともに堅調に推移しています。


新たな分野への挑戦により、
DBJの海外業務の幅を広げていく。
最初に配属された国際統括部では、インフラ・製造業等分野の海外投融資案件や、海外の金融機関が東京市場で発行する債券を取得する業務に携わり、発行側とのタフな交渉なども経験しました。続く関西支店では、一転して日本の地域経済に向き合いつつ、バンカーとしての基礎を固めた時期でしたね。地域の様々な企業と接点を持つことで、担当者としてのオーナーシップと、個別企業のビジネスモデルや事業課題、産業全体の構造を見る目が鍛えられたと感じています。また、実際に企業の経営者と経営課題に関する意見交換をする中で、地域においても、国境を跨いだビジネスの展開にあたり、課題やニーズを抱える企業が多く存在することも改めて実感しました。
入行5年目からは国際金融を専門に行う外部の金融機関へ出向。そこでは交通関連等の社会インフラを担当するチームに所属し、新興国の政府や企業との折衝を担当しました。新興国のビジネス慣習、意思決定のプロセスや基準は日本とも欧米とも違い、戸惑うこともありましたが、究極的には価値観や常識は多かれ少なかれ一人ひとり異なってくるもの。常に先入観を持たないように努めることで状況の捉え方が変わってきます。予想外のことが起きても、物事の展開に応じて対応を変える柔軟さを持つことは、これまでの海外経験を通してその重要さを実感してきたことであり、現在も国内外を問わず、仕事をするうえで心に留めているポリシーです。
入行前は、DBJの海外業務といえば日本企業の海外進出支援や海外企業買収のためのファイナンスというようなものをイメージしていました。しかし実際には、業務の幅に決められた枠組みなどというものはありません。これまでの経験に自らの創意工夫を加えて、DBJにおける海外業務の幅をさらに広げていきたいと思います。

