日本経済は、財消費に減速がみられますが、サービス消費や設備投資など内需を中心にコロナ禍からの回復が続いています。海外経済は、米国が消費を中心に堅調ですが、今後はインフレや利上げにより減速するとみられます。欧州はガス不足の緩和などで緩やかに回復していますが、中国はゼロコロナ政策撤廃後の持ち直しが弱まっています。
産業面では、製造業においては化学が引き続き低迷していますが、鉄鋼や自動車での持ち直しの動きが継続しています。非製造業については人出の増加や値上げにより、小売や外食、旅行・ホテルなどで売上の回復が進んでいます。
トピックスとしては、「2023年度設備投資計画調査の概要」、「水電解装置における日本企業の競争力強化に向けて」、「中国不動産市場の構造的課題と調整の行方」、「財消費の減速と生産・物流への影響」の4本を取り上げました。
9月号 コンテンツ概要 | |
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