全国設備投資計画調査(2026年6月)
DBJが毎年実施している民間法人企業を対象とした設備投資計画調査です。
報告書
調査結果概要
- 1国内設備投資
- 2戦略17分野など政府の産業政策と設備投資
- 3中東情勢の影響、サプライチェーンと海外投資
- 4企業経営
- 5人的投資
- 6デジタル化・研究開発
- 7脱炭素
- 8地域別設備投資と中堅企業の特徴
本調査
- Ⅰ調査要領
- Ⅱ調査結果
企業行動に関する意識調査結果(特別アンケート)
2026年6月30日を期日として、特別アンケートを実施
- 大企業
- 中堅企業
大企業増減率の推移
増減率の推移を、時系列でまとめて見ることができます。
以下のExcelファイルをダウンロードしてご覧ください。
概要
2026年度の設備投資計画の特徴
中東情勢など不確実性が高まる中でも、投資意欲は旺盛
AI・データセンター関連のほか、都市機能強化、インバウンド対応が押し上げ
1. 国内設備投資
大企業(資本金10億円以上)の2025年度の設備投資は、素材業種の脱炭素対応投資のほか、電力の送配電網投資や運輸の駅前再開発などにより、4年連続増(前年比7.3%増)。26年度は前年比19.7%増となり、中東情勢など不確実性が高まる中でも、前年度計画の伸び(14.3%増)を上回る旺盛な投資意欲が示された。製造業は、AI・データセンター関連投資の拡大により、二桁増の計画。非製造業は、電力の送配電網投資継続や原子力関連投資本格化のほか、都市機能強化やインバウンド対応などにより、大幅増の計画。
2. 戦略17分野など政府の産業政策と設備投資
戦略17分野では、AI・半導体、デジタル関連を強化する企業が多く、3年以内の追加投資を予定する企業の割合も高い。国内設備投資を増やす上で、成長期待が重要とされているほか、政府支援への期待も高く、企業の成長期待を高める環境づくりが重要と考えられる。
3. 中東情勢の影響、サプライチェーンと海外投資
多くの企業がコストカット重視の効率的なサプライチェーンから、よりレジリエントなサプライチェーンを志向。中東情勢に対しては、主に海外仕入れ調達先の分散・多様化で対応。海外投資よりも国内投資の伸び率が上回り、海外設備投資比率の低下が続く見込み。
4. 企業経営
中東情勢などによる調達リスクのほか、物価高、人手不足が企業のリスク。価格転嫁は素材業種で厳しい。大半の企業が賃上げを継続。
5. 人的投資
人材の獲得のため、賃上げを人的投資と捉える動きが継続。人材獲得の代替策として、デジタル活用に活路を見出す企業の割合が上昇。
6. デジタル化・研究開発
デジタル化投資は増加が続く。AIの活用がさらに高まるも、その効果は業務効率化が中心。研究開発はAI・半導体、脱炭素中心に堅調。
7. 脱炭素
脱炭素の取り組みが徐々に具体化する中で、価格転嫁を課題とする企業がさらに増え、経済性と脱炭素対応の両立の難しさが一層切実に。
8. 地域別設備投資と中堅企業の特徴
26年度の地域別設備投資は、全地域で二桁増の計画となり、特に東北、北海道、北関東甲信で高い伸びを見込む。中堅企業では中東情勢や物価上昇、人手・後継者不足を大企業よりも強くリスクとして認識する一方、大企業と同様にAIなどの新技術を成長機会と認識。
お問い合わせ先
日本政策投資銀行 産業・地域調査部 設備投資計画調査 事務局
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