NREG東芝不動産(株)・野村不動産(株)の「(仮称)ラゾーナ川崎C地区開発計画」に対し、DBJ Green Building認証の「プラン認証」を実施~プラン認証で最高ランク「プラチナ(プラン認証)」を付与~

 株式会社日本政策投資銀行(社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)は、平成23年8月4日、NREG東芝不動産株式会社(取締役社長:辻雅英)を施主とし、野村不動産株式会社(取締役社長:鈴木弘久)が開発業務を推進する物件に対し、DBJ Green Building認証のプラン認証(※)を実施しました。

 DBJ Green Building認証制度は、ビルの環境性能に加えて、防災や防犯、及び不動産を取り巻く様々なステークホルダーからの社会的要請に配慮した不動産(“Green Building”)の普及促進を目的に、DBJが独自に開発したスコアリングモデルによる評点化を行い、その上で時代の要請に応える優れた不動産を選定・認証するものです。DBJは、ビルオーナーであるお客さまの日々の様々なオペレーションについて、金融機関としてIR・CSR面で支援しながら、より積極的に財務面でも支援します。

 今回、首都圏初の「プラン認証」という形で認証した「(仮称)ラゾーナ川崎C地区開発計画」は、川崎駅直結の商業施設「ラゾーナ川崎プラザ」に隣接し、東芝創業の地に建設される、最新の環境・防災コンセプトを謳ったオフィスビルです。同ビルは、NREG東芝不動産(株)をオーナーとして、また野村不動産(株)の開発ノウハウを盛り込んだ環境配慮型オフィスビルとして平成23年7月に着工し、平成25年2月に竣工を予定しています。

 プラン認証にあたって今回高く評価したポイントは、(1)熱負荷を低減するキューブ状の建物形状、省エネを実現する空調・照明システムなど、環境負荷の低減に配慮したオフィスビルである点、(2)国内最大級の基準階面積(2,000坪超)を確保し、執務空間内に吹き抜け・階段を設けるなど、働く人の立体的なコミュニケーションを誘発する工夫を凝らしている点、(3)免震構造、ライフラインの途絶に対応する自家発電・給水排水システムなど、テナントのBCP(災害時の事業継続計画)を補完する建物スペックを採用している点、(4)隣接するラゾーナ川崎プラザやミューザ川崎との回遊性向上や地域一帯の取組みを予定している点などです。 


 その結果、当ビルに対し、DBJ Green Building認証のプラン認証として、最高ランクの評価「プラチナ(プラン認証)」を付与することとしました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客さまの信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、環境や社会に配慮した不動産事業を行うお客さまの取り組みを積極的に支援してまいります。

※「プラン認証」とは、竣工前の物件について、その開発計画を元に、環境性能やテナント利便性、その他オーナーや物件関係者との間で予定されている種々の取り組みを、DBJ Green Building認証のモデルを使ってスコアリングし、その開発計画である「プラン」について認証する仕組みです。


 
(参考)
(仮称)ラゾーナ川崎C地区開発計画(神奈川県川崎市幸区堀川町72番地34他)
(仮称)ラゾーナ川崎C地区開発計画 
敷地面積約9,765m²
延床面積約106,238m²
着 工平成23年7月
竣 工平成25年2月予定
階 数地上15階、塔屋1階

国内トップクラスの卓越した「環境・社会への配慮」がなされたビル
国内トップクラスの卓越した「環境・社会への配慮」がなされたビル

(仮称)ラゾーナ川崎C地区開発計画

 DBJ Green Building認証制度につきましてはこちらをご覧ください。

【お問い合わせ先】
都市開発部  電話番号 03-3244-1710



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