東日本大震災復興ファンドによる(有)青木商店への融資実施について

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)と株式会社東邦銀行(取締役頭取:北村清士、以下「東邦銀行」という。)が共同で出資する東日本大震災復興ファンド「ふくしま応援ファンド投資事業有限責任組合」(以下「当ファンド」という。)は、有限会社青木商店(本社:福島県郡山市、代表取締役:青木信博、以下「当社」という。)への融資を実施いたしました。本件は、当ファンドにおいて8件目の投融資実施案件となります。

 当ファンドは、地域事情に精通するとともに被災地域に広範なネットワークを有する東邦銀行と投融資一体型の金融サービスを提供するDBJの連携のもと、東日本大震災の被災企業に対する復興資金の供与を通じ、被災地域の早期復興支援を図るため平成23年8月に設立されました。

 当社は、フルーツの卸売業として創業し、現在は、搾りたてのフルーツをその場で味わえる生ジューススタンドや、フルーツの甘み、酸味を活かすため生地・クリームもこだわりぬいたフルーツタルト等を提供するカフェを展開しており、フルーツが本来持つ「美味しさ」や「健康効果」を消費者に提供しています(総店舗数89店・平成24年6月末時点)。

 当社は、東日本大震災により、28店舗が一時的に営業休止を余儀なくされたものの、いち早く営業再開を果たしており、さらに震災後においても生ジューススタンドを46店新設する等、積極的に業容を拡大しており、福島県出身者の雇用の貴重な受け皿として地域経済の復興に貢献しています。

 本件は、当社への震災復興資金の供給を通じて、当該地域の復興を支援するものであり、当ファンドの取り組み主旨に合致するものとして実施されたものです。

 DBJと東邦銀行は、引き続き、当ファンドによる被災企業への投融資等を通じ、被災地域の復興を支援してまいります。

 【お問い合わせ先】
 東北支店 企画調査課 電話番号022-227-8182


〔ファンドの概要〕
 ふくしま応援ファンド投資事業有限責任組合
 (1) ファンド規模  50億円(当初)
 (2) 設    立  平成23年8月3日
 (3) 出  資  者  無限責任組合員(GP):(株)東北復興パートナーズ
 有限責任組合員(LP):DBJ、東邦銀行
 (4) 期    間  投資期間3年、存続期間10年(但し、必要があれば、投資期間で2年以内、
 存続期間で5年以内の延長を行うこともあります)

〔ファンドのスキーム図〕

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