プライフーズ(株)に対し、復興特区支援利子補給金制度に基づく融資を実施

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)と株式会社みちのく銀行(取締役頭取:杉本康雄、以下「みちのく銀行」という。)は、プライフーズ株式会社(本社:青森県八戸市、代表取締役社長:山本泰也、以下「プライフーズ」という。)に対し、青森県初の復興特区支援利子補給金制度に基づく融資を実施しました。

 「復興特区支援利子補給金」とは、東日本大震災の被災地における円滑かつ迅速な復興のため、地方公共団体が、地域の状況や特性を踏まえて独自に作成し、国により認定された復興推進計画に基づく支援措置の一つです。認定を受けた区域内において当該復興推進計画の推進の中核となる事業を実施する事業者が、国から指定を受けた金融機関を通じて資金調達を行う場合に、国が利子補給金を支給する仕組みとなっています。これにより事業者は低利での資金調達が可能となり、復興推進計画の推進に資する事業の円滑な実施に繋がることが期待されます。

 プライフーズは、青森県八戸市に本社を置く三井物産株式会社グループの鶏肉生産加工大手事業者です。4つの社内カンパニーにおいて、食鳥・種豚の生産飼育、食肉処理、加工食品製造、販売、食鳥処理設備エンジニアリングを総合的に行い、プライフーズグループ全体として畜産の6次産業化を実践しています。
 また、主力のブロイラー生産・処理・販売および加工食品の製造販売を担う「第一ブロイラーカンパニー」において、平成15年に業界初のトレーサビリティシステムを採用したパッケージ工場を立ち上げるなど、食品の安心・安全を確保する仕組みづくりにも積極的に取り組んでいます。

 本件融資は、東日本大震災の被災地である青森県三沢市の細谷工業団地における、プライフーズの冷凍食品製造工場新設を対象事業としています。食料品製造業は三沢市の全製造業出荷額の約40%を占める中核的産業であり、対象事業は、三沢市の復興推進計画の目標に掲げる「企業の新規立地・投資を促進するとともに、本市の中核的産業を担う立地企業の体力強化に向けた支援(以上抜粋)」等の中核となる事業として認定を受け、今回の融資実施となりました。

 DBJとみちのく銀行は、引き続き、復興特区支援利子補給金制度に基づく融資等を通じ、被災地域の復興を支援してまいります。

 【お問い合わせ先】
 東北支店 東北復興支援室 電話番号022-227-8182
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