広島県内の地域金融機関との共同による「せとみらいファンド」組成について

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:橋本徹、以下「DBJ」という。)は、地域企業の事業再生を支援するため、平成24年12月1日付で、株式会社広島銀行をはじめとする広島県内の地域金融機関10機関と共同し、事業再生ファンド「せとみらいファンド」(以下「当ファンド」という。)を組成しました。
 また、DBJは、株式会社ルネッサンスキャピタルグループとともに、当ファンドの運営を担う「せとみらいキャピタル株式会社」を設立しました。

 当ファンドは、ファンド参加金融機関の取引先で、債務圧縮または事業再構築などによって事業再生が可能と見込まれる地域企業に対する貸付債権などを買い取り、当該企業の再生を支援し、ひいては地域経済の活性化に貢献するものです。

 DBJは、中小企業金融円滑化法の出口戦略の一環として、広島銀行をはじめとする地域の金融機関が協働した民間主導による機動的な事業再生支援の取り組みに賛同し、これまで培った事業再生のノウハウを活かして、資金面の協力に加え、ファンド運営業務全般に対するアドバイスを行う所存です。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、地域企業の再生に向けた地域金融機関の取り組みを積極的に支援してまいります。

 【お問い合わせ先】
 経営企画部 広報・CSR室 電話番号03-3244-1180
 中国支店 電話番号082-247-4311


〔ファンドの概要〕
  せとみらい投資事業有限責任組合
  (1) 所在地:広島県広島市
  (2) ファンド総額:32億円(うちDBJ10億円)
  (3) 無限責任組合員 :せとみらいキャピタル
  (4) 有限責任組合員
    (計11金融機関) 
:DBJ、広島銀行、もみじ銀行、広島信用金庫、呉信用金庫、
 しまなみ信用金庫、広島みどり信用金庫、広島市信用組合、
 広島県信用組合、両備信用組合、備後信用組合
  (5) 設立日 :平成24年12月1日
  (6) 投資期間 :3年(1年間の延長可能)
  (7) 存続期間 :5年(1年ずつ最大2年間延長可能)

〔せとみらいキャピタルの概要〕

  (1) 所在地:広島県広島市
  (2) 資本金:10百万円
  (3) 株主構成 :ルネッサンスキャピタル80%、DBJ20%
  (4) 設立日 :平成24年11月16日
  (5) 代表者 :小布施敦士

〔スキーム〕

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