市原バイオマスは、千葉県市原市でのバイオマス発電事業を目的として、伊藤忠商事株式会社（代表取締役社長：岡藤正広）、大阪ガス株式会社（代表取締役社長：本荘武宏）および三井造船株式会社（代表取締役社長：田中孝雄）の共同出資により設立された合弁会社です。
本事業は、バイオマス燃料による発電出力約50MWの発電所を建設・運営するものです。燃料の全量を木質バイオマス（パーム椰子殻、木質ペレット）で賄うものであり、わが国における再生可能エネルギーの普及拡大に資する社会的意義の高い事業といえます。
本ファイナンスでは、DBJがリードアレンジャー、千葉銀行がコ・アレンジャーとなり、シンジケート団は2行のほか、千葉銀行が「TSUBASA金融システム高度化アライアンス（※）」で連携する地方銀行5行となっています。
DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします～金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します～」に基づき、良質な運用機会のアレンジを通じ、市場の活性化に積極的に貢献してまいります。
（※）フィンテックをはじめ先進的なIT技術を調査・研究するために発足した枠組みで、現在、千葉銀行、株式会社第四銀行、株式会社中国銀行、株式会社伊予銀行、株式会社東邦銀行、株式会社北洋銀行の6行が加盟しています。
＜市原バイオマス・本事業概要＞
| 会社名 | 市原バイオマス発電株式会社 |
| 本店所在地 | 千葉県千葉市美浜区中瀬二丁目6番地1 |
| 設立日 | 平成29年9月13日（水） |
| 出資比率 | 伊藤忠商事株式会社 39% 大阪ガス株式会社 39% 三井造船株式会社 22% |
| 事業内容 | 電気等供給事業 |
| 建設予定地 | 千葉県市原市八幡海岸通1番地 |
| 発電容量 | 49.9MW |
| 燃料 | パーム椰子殻、木質ペレット |
| 今後の予定 | 平成30年5月 建設工事着工 平成32年10月 商業運転開始 |
＜本ファイナンスの概要＞
| リードアレンジャー | DBJ |
| コ・アレンジャー | 千葉銀行 |
| エージェント | 千葉銀行およびDBJ |
| 契約日 | 平成29年12月8日（金） |
| 融資総額 | 約178億円 |
| 資金使途 | バイオマス発電所建設資金他 |
| 貸付形態 | コミットメント期間付タームローン |
| 貸付人 | 千葉銀行、株式会社伊予銀行、株式会社第四銀行、株式会社中国銀行、株式会社東邦銀行、株式会社北洋銀行、DBJ |
【お問い合わせ先】
株式会社日本政策投資銀行 企業金融第５部 電話番号 03-3244-1620