熊本地震への取り組み

2016年に発生した熊本地震およびこれに伴う災害からの復旧・復興、および復旧・復興を終えて、今後の地域経済に資する事業を行う事業者に対して、DBJは、地域事業に精通し、被災地域に広範なネットワークと顧客基盤を有する、肥銀キャピタル株式会社、株式会社肥後銀行、株式会社鹿児島銀行等と連携し、被害状況や事業者のニーズを踏まえ、きめ細かな対応をしてまいりました。

(1)組織・体制
 DBJは、2016年、熊本地震の復興支援に迅速に対応するため、九州支店内に「熊本地震復興支援室」を設置いたしました。本店各部と連携しながら、震災復旧に関する情報提供や関係する他機関との連携・協働に努めています。

(2)ファイナンス
 九州支店は、危機対応業務としての投融資やくまもと復興応援ファンドの組成およびリスクマネーの供給などを通じて、復興・復旧に資する事業を行う企業を資金面から支援しています。

(くまもと復興応援ファンドの概要)

名称 熊本復興応援投資事業有限責任組合
設立日(予定) 平成28年7月25日
ファンド総額 100億円
ファンド期間 投資期間3年、存続期間10年
(投資期間で2年以内、存続期間で5年以内の延長が可能)
無限責任組合員 DBJ地域投資
肥銀キャピタル株式会社
有限責任組合員 株式会社日本政策投資銀行
株式会社肥後銀行
株式会社鹿児島銀行

スキーム図

当ファンドのスキーム図

(3)ナレッジ
 DBJは、レポート『熊本地震からの九州観光復興に向けて~"トリプルボランティア"と"魅せる修復"~(PDF:611KB)』や『企業と地域の災害レジリエンス強化に向けて~熊本地震における防災、事業継続に関する実態調査~(PDF:514KB)』の発行など、情報発信にも積極的に取り組んでいます。