(株)能作に対し、「地域元気プログラム」に基づく融資を実施-産業観光の基盤となる施設整備への取り組みを支援-

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:柳正憲、以下「DBJ」という。)は、株式会社能作(本社:富山県高岡市、代表取締役社長:能作克治、以下「当社」という。)に対し、「地域元気プログラム」に基づく融資を実施しました。

 「地域元気プログラム」は、地域の強みや潜在力を活かした成長を後押しするDBJ独自の取り組みです。北陸支店では観光基盤整備を図る「おもてなしの心」、地域集積産業を支援する「ものづくりの技」、ヘルスケア産業を支援する「すこやかなる体」を束ねた「「心・技・体」で北陸地域を元気に」をテーマに、北陸地域の企業に対して、情報面・資金面からサポートに取り組んでいます。

 当社は、銅器産業が集積する高岡市を代表する創業100周年の鋳物工芸品メーカーです。地域で培ってきた鋳造技術を基礎としつつ、柔らかな金属特性を有する錫(すず)を活用し、自治体の産業支援機関との共同研究成果となる微細表現が可能な独自の鋳造技術を用いた新たな工芸品を開発・販売しています。
 当年4月には、生産能力増強とともに見学・体験等の産業観光機能を有する新本社工場の移転新築を予定しています。当社は、新本社工場を、産業観光だけでなく富山観光のハブ施設とすることを目指しており、昨年10月には、「産業観光部」を発足し、当社として初めて外国人社員を採用する等、これまでにない視点を活かし、富山の魅力を全国に発信する取り組みを進めています。

 本件は、錫製品の開発・製造により地域集積産業に活力を与える当社事業の「ものづくりの技」のみならず、富山観光のハブ的な役割を担う拠点を整備する当社の姿勢が「おもてなしの心」に繋がるものとして高く評価し、「地域元気プログラム」の対象として認定し、融資を実施したものです。 

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決でお客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、今後も地域の成長に資する事業を積極的に支援してまいります。


【お問い合わせ先】
   北陸支店 業務課 電話番号 076-221-9873
DBJ News一覧へ戻る