いばらき創生ファンドによる(株)関プレスへの優先株式出資実施について

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)と株式会社常陽銀行(代表取締役頭取:笹島律夫、以下「常陽銀行」という。)が共同で出資する「いばらき創生ファンド投資事業有限責任組合」(以下「当ファンド」という。)は、株式会社関プレス(本社:茨城県日立市、代表取締役社長:関正克、以下「当社」という。)に対して優先株式出資を実施しました。

 当ファンドは、茨城県およびその近隣エリアにおいて、事業基盤の強化や拡大、第2創業、事業承継などあらゆるステージの企業の成長を支援するため、平成27年1月に設立されました。

 当社は、自動車関連部品等の製造を担う金属プレス加工事業者であり、近年は、プレス金型により金属素材を割って裂く事ができる世界初の新工法である「割裂(わりさき)」を活用した試作品の受注等を進めています。当技術は、複数の部品および工程を要するパーツを1部品から加工できることにより、接合部分がなく強度が向上することに加えて、コスト削減にも資することから、自動車メーカー、重電メーカー等からも注目を集めております。
 本件は、当社の割裂の受注拡大に向けて、財務基盤の強化と運転資金等を支援するものであり、当ファンドの取り組み趣旨に合致することから、優先株式出資を実施したものです。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、成長資金に係る市場の創造・発展に向けて、事業者・金融機関・投資家との共同リスクテイクを推進してまいります。


【お問い合わせ先】
   企業ファイナンス部 地域投資推進室 電話番号 03-3244-1351


〔ファンドの概要〕
いばらき創生ファンド投資事業有限責任組合

(1) ファンド規模 30億円
(2) 設    立 平成27年1月
(3) 出  資  者 無限責任組合員(GP) :DBJ地域投資(株)
有限責任組合員(LP) :DBJ、常陽銀行
(4) 期    間 投資期間5年、存続期間12年(但し、必要に応じ、存続期間3年以内の延長を行うこともあります)


 〔ファンドの概要〕
 DBJ地域投資株式会社

(1) 資  本  金 7百万円
(2) 株    主 DBJ(100%)
(3) 本社 所在地 東京都千代田区


〔ファンドのスキーム図〕

〔ファンドのスキーム図〕

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