ホーム > DBJ News > 2018年08月 > [[レポート]]「四国の機能紙産業の発展経緯と将来」を発行

DBJ News

2018年08月29日

[[レポート]]「四国の機能紙産業の発展経緯と将来」を発行

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、「進化する四国ニッチトップ企業」レポートの第2弾として「四国の機能紙産業の発展経緯と将来」と題した調査レポートを発行しました。
 
 四国地方は、創業時に和紙づくり等を営み、その技術を基礎としつつ世界的にも初期の段階から機能紙・不織布の製造を開始し、以後も業容を拡大してきた企業が多く立地する機能紙産業の集積エリアです。

 当レポートでは、四国地方の機能紙メーカー10社の特徴と発展経緯について分析を行い、これらの企業は、ユーザーの要望に応えて技術等の高度化に継続的に取り組むことで、製品の段階的な転換を実現し、時代および環境の変化へ対応して業容を拡大してきた点に特徴がある、との結論に至りました。

 一方、機能紙産業を取り巻く今後の環境については、(1) 人口減少・高齢化の進展、(2) グローバル化の進展、(3) 自動車のEV化など最終製品の次世代製品への転換、(4) 素材技術の進歩といった構造的な変化が訪れることが予想されます。
 
 しかし、これらの環境の変化は、(1) 高齢人口の増加はウェイトの高い医療・介護分野における機能紙・不織布の需要増をもたらすこと、(2) グローバル化の進展は高付加価値品の開発・製造に強みがある四国の機能紙産業にとって市場拡大の好機であること、(3) 最終製品の次世代製品への転換までにはまだ時間的猶予があり、その間に(4) 炭素繊維やセルロースナノファイバー(CNF)等新素材のシート化など次世代製品の開発に成功すれば、むしろ市場の飛躍的拡大の可能性があることから、これら環境の変化は四国地方の機能紙産業にとってチャンスである、と分析しています。
 
 但し、次世代製品の開発については、オールジャパンで研究開発を進める必要性が高い分野も多く、中間素材を製造する機能紙メーカー単独では難しい点も多いため、(1) 四国地方で歴史的に強みのある「産」(メーカー、機能紙研究会等)「学」(愛媛大学等)「官」(四国経済産業局、公設試験研究機関等)連携の深化、および (2) 異業種間、同業種間の企業間連携の推進が重要である、と提言を行っています。

 当レポートをご希望の方は、DBJウェブサイト「拠点レポート(四国)」(https://www.dbj.jp/investigate/area/shikoku/index.html)に掲載していますのでご参照ください。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、今後とも地域に役立つ情報発信を積極的に行ってまいります。


【お問い合わせ先】
   四国支店 企画調査課 電話番号 087-861-6676

ページ先頭

ページトップへ