せとうち観光活性化ファンドによる(株)中野製菓へのメザニンファイナンスの実施決定について

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)、および瀬戸内地域の地方銀行7行等が共同出資する「せとうち観光活性化ファンド」(以下「当ファンド」という。)は、株式会社中野製菓(本社:香川県さぬき市、代表取締役:中野清治、以下「当社」という。)とメザニンファイナンス(注)実施に係る契約を締結いたしました。

 当ファンドは、平成28年4月に、瀬戸内地域の観光産業活性化を目的として、観光関連事業者に対する資本性資金を中心とした成長資金の担い手として設立されました。

 当社は、主に芋けんぴ、ひねり揚げを中心とする、昭和30年創業の老舗菓子製造事業者であり、当社が製造する、瀬戸内地域で開発された希少糖を使用した「希少糖芋けんぴ」は、東京都の香川県・愛媛県物産館でも大変人気を博しております。

 本件は、販売拡大や新商品開発等を目的に、当社が予定する新工場建設について、地域金融機関と協調し、当ファンドから資本性資金を供給するものであり、地域産品の販売促進を通じて瀬戸内地域のブランド力の向上が見込まれることから、当ファンドを通じ、DBJの「特定投資業務」を活用しサポートを行うものです。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、今後とも「特定投資業務」を通じた成長資金にかかる市場の発展や地域経済の活性化、競争力強化に向けたお客様の取り組みを積極的にサポートしてまいります。

(注)メザニンとは「中二階」を意味しており、資本と負債の中間的性質を有するファイナンスを指します。

【お問い合わせ先】
   関西支店 企画調査課 電話番号 06-4706-6455
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