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2019年12月17日 News

エイブリック(株)株式のミネベアミツミ(株)への譲渡について

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、セイコーインスツル株式会社(本社:千葉県千葉市、代表取締役社長:小林哲、以下「SII」という。)と共同で出資するエイブリック株式会社(本社:千葉県千葉市、代表取締役社長:石合信正、以下「エイブリック」という。)の今後のさらなる企業価値向上・競争力強化を図るため、ミネベアミツミ株式会社(本社:長野県北佐久郡、代表取締役会長 兼 社長執行役員(CEO & COO):貝沼由久、以下「ミネベアミツミ」という。)に対し、SIIが保有する株式(議決権所有割合30.0%)と合わせて、その保有するエイブリック株式(議決権所有割合:70.0%、SII保有分との合計100%)の譲渡を決定しました。

 エイブリックは、SIIのアナログ半導体事業を承継する形で2016年1月に営業を開始した半導体メーカーです(旧社名:エスアイアイ・セミコンダクタ株式会社)。時計関連技術をベースに民生用のリチウムイオン電池保護IC、車載用のEEPROM(注1)等、アナログ半導体を中心に低消費電流、低電圧動作、超小型パッケージ技術を活かした優れた製品群を多数有しています。また、車載機器、医療機器、IoT・ウェアラブル機器(注2)等の今後も成長が見込まれる市場において継続的なデザインウィン(注3)を実現しております。

 DBJは「特定投資業務(注4)」の一環として、企業価値向上を実現し、日本の産業界から世界に通じるアナログ半導体企業を生み出すべく、2016年1月にエイブリックに資本参加し、以来、ファイナンス面や事業面において、エイブリックの中長期的な発展に向けた積極的なサポートを提供してまいりました。そのなかで、エイブリックは独立した事業会社としての内部管理体制の整備、グローバル戦略実現に向けた経営基盤の構築、開発・製造・販売部門の高度な連携による競争力の強化等を主体的に実践し、持続的な成長に向けた基盤を築いてきました。

 このたび、DBJは、「アナログ半導体市場における地位向上を実現し、日本の半導体産業の再成長に寄与することが出来る」とのミネベアミツミからの提案を踏まえ、両社の高い技術・ノウハウの融合がエイブリックのさらなる成長と企業価値向上に資すると総合的に判断し、株式譲渡を決定しました。今後、エイブリックは、ミネベアミツミとの間で技術・ノウハウの相互活用、両社の生産工場における相互生産等を行うことにより、両社一体となってアナログ半導体業界におけるプレゼンスをより一層高めるとともに、販路拡大、新製品開発等においてミネベアミツミにおける半導体以外の事業分野とのシナジーをも追求することにより、事業成長を一層加速することが可能となります。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、引き続き「特定投資業務」を通じた成長資金に係る市場の発展や地域経済の活性化、競争力強化に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。

(注1) EEPROMとは、電源を断っても記録内容が消えない不揮発メモリの一種で、電気的に内容の書き換えができるもののこと
(注2)
ウェアラブル機器とは、身に着けて用いるデバイスのこと
(注3) デザインウィンとは、顧客の新製品への採用決定のこと
(注4) 特定投資業務とは、日本の企業競争力強化や地域活性化のためのリスクマネーの担い手・市場を育成するために、企業の経営資源を有効活用する取り組みや経営を革新する取り組みを対象として、DBJによる成長マネーの供給を時限的・集中的に強化することを企図して講じられた仕組みのこと

お問い合わせ先

日本政策投資銀行 企業投資部
電話番号 03-3244-1140

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