大内新興化学工業(株)に対し、「地域緊急対策プログラム」に基づく融資を実施

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、大内新興化学工業株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:大内茂正、以下「当社」という。)に対し、「地域緊急対策プログラム」に基づく融資を実施しました。

 「地域緊急対策プログラム」は、DBJが大規模災害への資金供給等によりこれまで培ってきた経験やノウハウをもとに、災害発生時における被災事業者の緊急的な資金需要に対して機動的かつ迅速に対応すべく創設されました。

 当社は、昭和6年に有機ゴム薬品の初の国産化に成功して以来、パイオニア企業として国内トップメーカーの地位を築いている化学メーカーであり、国内生産拠点として、須賀川工場(福島県須賀川市)、原町工場(福島県南相馬市)を有しています。

 この度の台風19号の影響により、当社の須賀川工場は最大3mの浸水被害に見舞われ、多くの機械設備が水没したことから、一時的に操業を停止しました。その後の復旧作業により10月末頃より漸次稼働を再開し、12月16日より定常生産を再開するに至っています。

 本件融資は、被災して交換が必要となった機械類の購入や補修に係る資金を対象とするものです。

 また、当社は同様の災害に備え、BCPの観点から実効性の高い浸水対策を検討しています。DBJとしても、これまで培った防災・減災の知見やBCM格付融資の取組等を活かしながら、情報面・資金面で当社の取組を支援してまいります。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、今後も地域の成長に資するお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。


【お問い合わせ先】
   東北支店 業務第一課 電話番号 022-227-8184

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