阪九フェリー(株)に対し、フェリーのリプレイスをシンジケートローンの組成を通じて支援

阪九フェリー株式会社(本社:福岡県北九州市)は、1966年に設立された、当時国内初の長距離フェリー会社であり、現在北九州(新門司)~阪神(神戸・泉大津)間に定期便2航路を運営しております。内航海運は、国内貨物輸送を通して日本の生活・経済活動を支える基幹的輸送インフラであり、経済性・効率性に優れ、近年は環境負荷も少ない輸送手段として、一層注目されています。

同社は、モーダルシフト等を背景とした近年の需要増への対応として、既存船2隻(やまと・つくし)をリプレイスし、より経済性および環境性能が高い新船へのリプレイスを企図していました。建造された新造船2隻(せっつ・やまと)については、計画通りの建造・進水が行われ、せっつは2020年3月10日、やまとは2020年6月30日の就航を予定しており、今後も貨物および旅客の安定的な輸送を行う事が期待されております。

DBJは、当該資金需要に対し、シンジケートローンを組成することで、同社の設備投資を後押しし、北九州~阪神間における基幹的な輸送インフラの維持、および日本社会の環境負荷の低減を支援致しました。

DBJは、地域の成長に資するお客様の取組を積極的にサポートしてまいります。