北海道クールロジスティクスプレイス(株)への新規事業立ち上げ資金の供給(特定投資)

北海道クールロジスティクスプレイス株式会社(本社:北海道苫小牧市)は、国内有数の貨物取扱量を誇り、新千歳空港にも至近な物流港である苫小牧港において道内最大級の食品用冷凍冷蔵庫を整備することを目的に、同港を事業拠点とする苫小牧埠頭株式会社(本社:北海道苫小牧市)によって2017年12月に設立されました。

同社は、港湾立地型の冷凍冷蔵庫新設を通じて、産地型と流通型が中心である既存の道内物流を補完する新たな物流モデルを構築し、①道内食品出荷の安定化・平準化、②食品加工業の集積・育成、③道内産品の混載・共同化、④空港と連携した輸出入体制の強化などの物流の高度化を進めることで、北海道の食産業の更なる振興に寄与し、道産品の輸出拡大、食関連産業の高付加価値化に貢献することを目指しています。

DBJは、この取り組みが、苫小牧港の機能強化による物流高度化を通じて、北海道の「食」関連産業の活性化・競争力強化に資することを評価し、特定投資業務を活用した出資により新規事業立ち上げのサポートを行うとともに、地域金融機関を含む6行が参加するシンジケート・ローンを組成するなど、同社の事業展開を金融面から支援しています。