Cellnex Telecomおよびedotco Group(海外の主要通信インフラシェアリング事業者)へのファイナンスを実施

スマートフォンの普及や動画サービスの拡大等によりデータ通信量は日々増大を続けており、莫大なトラフィックを支える通信ネットワークの整備の重要性は世界中で高まっています。そのような状況の中、効率的な通信ネットワークの整備を図る手法の一つとして、複数の携帯電話事業者が基地局を設置する通信タワーを共用する、通信インフラシェアリングの仕組みが世界的に拡大しています。

一方、日本国内では屋外における通信インフラシェアリングはまだ普及していないところ、DBJは5G移動通信システムの商用開始を控え、我が国においても通信インフラシェアリングが普及していくことを予見し、海外の主要通信インフラシェアリング事業者(タワー会社)へのファイナンスを通じて通信インフラシェアリングに関する知見の獲得と国内への還元を図ってきました。

欧州では、地域最大手の独立系通信タワー会社であるCellnex Telecom, S.A(本社:スペイン)、東南アジアでも、地域最大手の独立系通信タワー会社であるedotco Group Sdn Bhd(本社:マレーシア)に対してファイナンスを実施しております。また、本邦金融機関に対して、海外通信タワー会社向けのファイナンス機会を提供し、通信インフラシェアリング事業に対する理解を広げることで、我が国の通信インフラシェアリングの普及を促進することにも努めております。