英SIBファンド運用会社との業務協力:ソーシャル・インパクト・ボンドの推進

ソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)とは、国や自治体が抱える社会課題に対し、民間企業のノウハウと民間資金を活用した新しいソリューションを実施することで、社会問題解決を図る新たな官民連携の仕組みです。SIB発祥の国である英国では、この仕組みを活用して、将来的な医療費削減に向けた成人の生活習慣改善、ニートの若者に対するメンタルケア・就労支援、ホームレスに対する就労支援、再犯防止プログラムの提供等、社会問題の解決及び将来発生する行政コストの削減に向けた様々な予防的プログラムが実施されてきました。

DBJは、2019年11月に経済的リターンと社会的インパクト創出の両立を目指す「社会的インパクト投資」に特化した英国最大のファンド運用会社であるBridges Fund Management Limited(Bridges、本社:英国)とアライアンス契約を締結するとともに、彼らが組成するSIBファンドへの出資を実施しています。

DBJは、Bridgesと連携しつつ、海外先行事例の調査・研究を進めるとともに、日本の市場環境に適したスキームの開発、個別プロジェクトに対するファイナンスを実施して参ります。