【事業承継】金属技研(株)による東北精密(株)への資本参加に関するアドバイザリーサービス

金属技研株式会社(本社:東京都中野区)による、半導体製造装置の設計・組立等を主業とする東北精密株式会社(本社:岩手県北上市)に対する資本参加に際し、DBJは金属技研のアドバイザーとして本件の成約に向けたアドバイザリーサービスを提供しました。

金属技研は、高温・高圧下で粉末金属の焼結や金属同士の接合を行うHIP(Hot Isostatic Pressing)装置や、真空熱処理炉を用いた高付加価値製品の加工事業を手掛ける金属総合加工メーカーであり、一方の東北精密は、取引先や各種公的機関の協力のもと、金属材料や溶接・接合の技術と最新の加工技術の向上に取り組み、半導体製造装置の設計・組立等を主業として業容を拡大してきました。

東北精密の経営者等は、中長期的に安定した経営体制の構築を企図して、自社の企業価値の向上を果たし得る信頼できるパートナーとして金属技研を選定し、両者間で資本参加に関し協議を継続してきましたが、両者は、本件を通じ、双方が有するコア技術と経験を融合することでより新しい価値の創造が可能になると考え合意に至り、金属技研は東北精密へ資本参加し、グループに迎え入れることとなりました。

DBJは、金属技研のアドバイザーとして、デューディリジェンスの実施支援のほか、本件取引スキームの検討、企業価値算定、条件・契約交渉、本件取引スキームの検討などに関するアドバイスの提供を通じて本件成約を全般的に支援したほか、ファイナンス面では、株式取得資金(一部)の融資を実行しました。

スキーム図