【資本政策】京成電鉄(株)による関東鉄道(株)への株式公開買付けに関するアドバイザリー

京成電鉄株式会社(本社:千葉県市川市)が、持分法適用会社である関東鉄道株式会社(本社:茨城県土浦市)の連結子会社化を企図して株式公開買付け(TOB)を実施するに際し、DBJは関東鉄道のアドバイザーとして資本政策の検討に関するアドバイザリーサービスを提供しました。

京成電鉄は、関東鉄道を連結子会社化することによる事業シナジー創出の可能性について検討した結果、バス事業の収益力の強化などの一定以上の効果が見込まれると判断し、関東鉄道に対して本公開買付けを提案し、これに対して関東鉄道は、京成電鉄グループとの連携強化を通じて収益力の強化及び事業基盤の拡充等のシナジーを創造していくことが、今後の関東鉄道の成長と企業価値の向上に寄与するものであると判断し、本公開買付けに「賛同」の意見を表明しました。

本公開買付けの結果、京成電鉄の議決権比率は30.09%から56.46%まで上昇し、京成電鉄による関東鉄道の連結子会社化が実現しました。

DBJは、本公開買付けの対象会社である関東鉄道のフィナンシャル・アドバイザーとして、本件成約に至る各プロセスの取り纏めを実施したほか、意見表明報告書など開示書類の作成支援や第三者算定機関として株式価値の算定、デューディリジェンスの実施支援、公正性担保措置の設計・調整等本件遂行における総合調整など、関東鉄道における資本政策に関するアドバイザリーサービスを提供しました。

スキーム図

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