北日本銀行と共同し、製パンメーカーのM&Aを支援~東北地方における製パン業界の再編をサポート~

 株式会社日本政策投資銀行(以下、「DBJ」という)は、この度、株式会社北日本銀行と共同し、白石食品工業株式会社(本社:岩手県盛岡市)による、第一屋製パン株式会社(本社:東京都大田区)仙台工場の事業買収(M&A)を支援いたしました。

 本件事業買収は、地場有力企業による大手企業仙台工場の買収案件であり、白石食品工業においては仙台工場買収による事業拡大、第一屋製パンにおいては不採算事業からの撤退による経営改善が図られるものです。
買収対象となった第一屋製パン仙台工場(宮城県黒川郡大和町)は、同社の東北地区における製造及び販売の拠点でありましたが、同社は、事業における選択と集中の観点から、本工場の売却に至ったものです。
一方、白石食品工業(1948年創業)は、東北地方の製パン業者として地場有力企業であり、敷島製パン株式会社(本社:愛知県名古屋市)との業務・資本提携を行なう等、積極的に事業拡大に取り組んでおります。
今回の事業買収により、白石食品工業は、東北地方においてシェア拡大を図ることが可能となり、本社工場(岩手県盛岡市)及び仙台工場の2工場体制による、事業の効率化ならびにリスク分散を図ることが可能となります。

 DBJと北日本銀行では、事業再構築や地域経済の活性化といった観点から、これまでも両行で連携しながらM&A支援に取り組んでおり、今回の事業買収に際しても白石食品工業のアドバイザーとして、買収スキームの検討や事業買収にあたっての条件調整など、M&Aの成立に向けた支援を行って参りました。

 DBJでは、今後とも地域金融機関と連携しながら、地域企業の競争力強化や地域経済の活性化に寄与するM&A案件について支援して参ります。

【お問い合わせ先】
   企業戦略部  Tel : 03-3244-1724
 
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