成田高速鉄道アクセス(株)に対し、シンジケート・ローンを実施

~「都市再生プロジェクト」に対し、ファイナンスを提供~

 


 株式会社日本政策投資銀行(社長:室伏稔、以下「DBJ」)と株式会社みずほコーポレート銀行(頭取:齋藤宏、以下「みずほコーポレート銀行」)は、成田高速鉄道アクセス株式会社(社長:澤田諄、以下「当社」)による成田新高速鉄道整備事業に対し、両行協働にてシンジケート・ローンを組成いたしました。

 成田高速鉄道アクセス株式会社は、都心と成田空港を短時間で結ぶ新たなアクセスルート(北総線、千葉ニュータウン線を延伸して成田空港へ至る路線)を整備するために、2002年4月に設立された第三種鉄道事業者です。
 当事業は、2001年8月に内閣官房都市再生本部より、「都市再生プロジェクト」の決定を受けた大型プロジェクトです。当事業により、都心と成田空港が最速36分(現在は51分)で結ばれ、諸外国主要空港に比肩し得る空港アクセス利便性が実現します。
 さらに、当事業による大幅な輸送力増強は、官民挙げて取組みが進められているビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)*等による将来的な成田空港の国際航空需要の増加に対し、大きな効果があるものと期待されております。

 DBJとみずほコーポレート銀行は、公共性の高いかかる事業を実施する当社に対し、両行協働にてシンジケート・ローンを組成いたしました。両行は、当社親会社である成田国際空港(株)による部分的な信用補完に加え、合理的なコベナンツ設定による事業性の確保等、創意工夫によるファイナンススキームの構築により、新線開業前の現時点における当社に対するファイナンス提供を可能といたしました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客さまの信頼を築き、豊かな未来をともに実現していきます~」に基づき、今後もさまざまな課題解決に取り組むお客さまを積極的に支援して参ります。

*ビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC):2010年に訪日外国人旅行者数を1,000万人とする目標に向け、日本の観光魅力を海外に発信するとともに日本への魅力的な旅行商品の造成等を行う官民共同実施のキャンペーン。


【お問い合わせ先】
都市開発部  03-3244-1710


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