会社更生手続中のりんかい日産建設(株)に対し、大型DIPファイナンスを実施~事業資金として60億円の融資枠を設定~

 株式会社日本政策投資銀行(社長:室伏稔、以下「DBJ」という。)は、海上土木・建築工事を主業とする会社更生手続中のりんかい日産建設株式会社(更生管財人:山口竹彦、内田実弁護士、以下「当社」という。)に対して、事業資金を資金使途として60億円の融資枠の設定を行いました。

 当社は、平成20年8月29日に会社更生手続の申立を行いました。その後、年度末のゼネコン業界における資金需要に対応するため、DBJは当社に対し、平成21年1月23日付で、第1回目のDIPファイナンスを実施しました(65億円の融資枠を設定)。
 当社は、順調に事業再構築を進め、更生計画認可決定(9月18日)を経て、現在更生計画を遂行中ですが、今般、受注獲得のために必要となる季節資金対応のため、第2回目のDIPファイナンスの要請を受けたものです。

 当社は、海上土木建設においては「老舗マリコン」として知名度が高く、高い技術力を有しており、DBJは、社会的に有用な事業の存続および雇用の維持という観点も踏まえて、当社に対し融資枠を設定することとしました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客さま信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、事業再生を目指すお客さまの取り組みを積極的に支援しております。


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企業ファイナンスグループ  電話番号03-3244-1351
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