株式会社日本政策投資銀行(社長:室伏稔 以下「DBJ」という。)は、昭和シェル石油株式会社(代表取締役:香藤繁常、以下「当社」という。)に対し、総額100億円のシンジケートローンを組成し、地元九州の地域金融機関6行が参加しました。
当社は、国内大手元売り石油会社として石油事業における強固な基盤を築きつつ、来たる低炭素社会に対応したエネルギービジネスとして次世代型CIS太陽電池(*)事業を積極的に展開しています。現在、宮崎に太陽電池の第3工場を建設しており、既に稼働している第1および第2工場と合わせて、世界最大規模となる約1ギガワットの年産能力に拡大し、グローバルシェア10%の獲得を目指しています。
DBJは、環境に優しいクリーンエネルギーの推進と地域経済の発展を促進するため、今回は、昭和シェル石油株式会社が宮崎県で進めている太陽電池の新工場建設資金と環境意識の強い地元金融機関を結びつけるシンジケートローンを組成しました。
DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、クリーンエネルギー普及につながるお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。
【シンジケートローンの概要】
アレンジャー:DBJ
エージェント:DBJ及び宮崎銀行
貸出人:宮崎銀行、肥後銀行、鹿児島銀行、親和銀行、福岡銀行、佐賀銀行
金額:100億円
(*)CIS太陽電池
主原料である銅(Copper)インジウム(Indium)セレン(Selenium)の頭文字をとった薄膜系の太陽電池で、以下の特長がある。
1)従来型の結晶シリコン系太陽電池とは異なる全く新しい構造の薄膜化合物系太陽電池。
2)シリコンを使用しないため、原料不足問題に影響されない。
3)鉛やカドミウムなどの物質を使用していない環境対応型商品。
4)外観は結晶系とは異なり、黒一色の落ち着いたデザイン。
【お問い合わせ先】
シンジケーショングループ 電話番号 03-3244-0016
昭和シェル石油(株)の太陽電池事業(宮崎工場)に対し、シンジケートローンを組成~地元九州限定シンジケートローン~
2010/03/26
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