住友商事（株）のインドネシア自動車販売金融会社に対してオフショア・ローン75億円を組成

　（株）日本政策投資銀行（社長：室伏稔、以下「DBJ」という。）は、アイエヌジーバンク エヌ・ヴィ東京支店（在日代表：森下洋司、以下「ING」という。）とともに、このたび住友商事（株）子会社の　PT Oto Multiartha（社長：雲丹亀陽祐、本社：ジャカルタ、以下「OTO」という。）に対して、 オフショア・ローン75億円を組成いたしました。

　OTOは、1995年よりインドネシア共和国において自動車販売金融（オートローン）事業を行っており、昨年の取扱い台数は8.6万台と業界トップクラスの事業規模を有しています。昨年のインドネシア全体の自動車販売台数は約48万台で、世界第4位の人口と個人所得増加により、今後も自動車市場及び販売金融事業は更なる成長が見込まれています。また、同国では日系自動車メーカーが販売シェアの約9割を占めていると共に、自動車購入に際してのオートローン利用率が高く、日系の自動車メーカー、商社、金融機関が販売金融事業に積極的に進出しています。

　インドネシア国内金融市場の脆弱性から、販売金融事業者が増加する顧客の資金ニーズに応える為には、オフショア（国外）市場からの資金調達が不可欠となっています。オフショア市場から当社に対して融資を行うことにより、OTOの事業拡大を支援すると共に、同国自動車市場全体の成長促進を図ることを狙いとしています。なお、同融資には日本貿易保険（NEXI）による海外事業資金貸付保険を付与し、インドネシアのカントリーリスクを一定限ヘッジするスキームとしています。

　DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします～私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます～」に基づき、アジア・太平洋地域の成長につながるお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。


　【お問い合わせ先】
　　（株）日本政策投資銀行　企業金融第3部 （ TEL 03-3244-1990 ）