株式会社日本政策投資銀行(社長:室伏稔、以下「DBJ」という。)は、昭和シェル石油株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:新井純、以下「当社」という。)に対し、「エネルギー環境適合製品の開発及び製造を行う事業の促進に関する法律(以下「低炭素投資促進法」という。)」に基づく特定事業計画の第1号認定を受けた宮崎県国富町におけるCIS薄膜太陽電池生産工場向けの融資を実施しました。
当社は、国内大手元売り石油会社として石油事業における強固な基盤を築きつつ、来たる低炭素社会に対応したエネルギービジネスとして次世代型CIS太陽電池(*)事業を積極的に展開しています。現在、宮崎県に太陽電池の第3工場を建設しており、既に稼働している第1および第2工場と合わせて、世界最大規模となる約1ギガワットの年産能力に拡大し、グローバルシェア10%の獲得を目指しています。
(*)CIS太陽電池
主原料である銅(Copper)インジウム(Indium)セレン(Selenium)の頭文字をとった薄膜系の太陽電池で、以下の特長がある。
1)従来型の結晶シリコン系太陽電池とは異なる全く新しい構造の薄膜化合物系太陽電池。
2)シリコンを使用しないため、原料不足問題に影響されない。
3)鉛やカドミウムなどの物質を使用していない環境対応型商品。
4)外観は結晶系とは異なり、黒一色の落ち着いたデザイン。
当社が宮崎県に建設している第3工場は、平成23年3月22日付で低炭素投資促進法第2条第4項に規定する特定事業として、同法で定める認定要件を満たしたことから、経済産業省より特定事業計画の第1号認定を受けております。
DBJは今回の認定により、低炭素促進法第8条に規定する指定金融機関として当社に対して融資を実施したものです。
DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決で、お客さまの信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、低炭素社会に対応したお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。
【お問い合わせ先】
企業金融第5部 03-3244-1620
昭和シェル石油株式会社に対し、「エネルギー環境適合製品の開発及び製造を行う事業の促進に関する法律」に基づく融資を実施~特定事業計画第1号認定取得案件~
2011/03/31
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