(株)札幌副都心開発公社に対し、「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施

 株式会社日本政策投資銀行(代表取締役社長:柳正憲、以下「DBJ」という。)は、株式会社札幌副都心開発公社(本社:北海道札幌市、代表取締役社長:高橋稔、以下「当社」という。)に対し、「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施しました。

 「DBJ BCM格付」は、DBJが開発したスクリーニングシステム(格付システム)により企業の防災・事業継続への取り組みを評点化、優れた企業を選定し、得点に応じて融資条件を設定するという、世界で初めての融資メニューです。

 当社は、札幌市が昭和47年に策定した「厚別副都心開発基本計画」および平成27年「新さっぽろ駅周辺地区まちづくり計画」に基づき、JR新札幌駅、地下鉄新さっぽろ駅直結の商業施設サンピアザ、デュオ1・2等を管理運営する、札幌市の都市開発を担う事業者です。主要公共交通機関の結節点に位置し来街者も多いことから、全社的な防災・事業継続体制の構築・強化を進めています。

 今回の格付では、以下の点を評価しました。
(1)最重要である人命確保に向けて、5年おきに救急救命講習の受講を義務付けた結果、全職員が資格を保持していることに加え、職員の居住地を踏まえて事前に有事の参集要員を選定し、計画的に備蓄品の確保を行う等の取り組みを実施している点
(2)相互協力体制を構築するため、関係会社や主要テナント企業と合同で準備復旧に係る共同訓練を実施している他、各テナント企業に対し事業継続に関するアンケート調査を行う等の取り組みに着手している点
(3)有事の初動対応策について周知徹底するため、事象別の対応マニュアルを一元化し、大地震を想定した事業継続計画を整備するとともに、他事象にも応用すべく結果事象別の行動手順表を策定している点

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~私たちは創造的金融活動による課題解決でお客様の信頼を築き、豊かな未来を、ともに実現していきます~」に基づき、有事における事業継続の推進に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。


【お問い合わせ先】
 北海道支店 業務第二課 電話番号011-241-4113

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