みやぎ地域価値協創投資事業有限責任組合による
(株)ロジコムに対する優先株式引受について
~優先株式を活用し運送事業者の財務基盤の強化を支援~

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)および株式会社七十七銀行(以下「七十七銀行」という。)が共同出資する「みやぎ地域価値協創投資事業有限責任組合」(以下「当ファンド」という。)は、株式会社ロジコム(本社:宮城県仙台市、代表取締役社長:
小山幸也、以下「当社」という。)に対する優先株式引受を行いました。

 当ファンドは、2018年9月にDBJと七十七銀行にて、地域の持続的な経済発展に向けた成長資金等を供給することを目的として設立されました。

 当社は、宮城県から関東圏を中心に定期ルート配送やチャーター便配送等を行う運送事業者です。2009年に軽貨物輸送業を主業として創業して以降、一般貨物自動車運送業や倉庫保管業を開始する等、順次事業拡大を進め、地域物流を支えてきました。

 本件は、当社が保管・管理・物流加工・輸送といった物流業務の全工程を一元管理する3PL事業(注1)への展開を見据えて宮城県岩沼市の高速道路IC付近に物流センターを建設するもので、地域物流網の強化及び地域雇用拡大に貢献するものです。当ファンドは、七十七銀行がシンジケートローンをアレンジするにあたり、優先株式を活用した財務基盤強化を支援しました。

 なお、当社に対する優先株式引受のための当ファンドに対するDBJ の出資については、地域経済の活性化や企業の競争力強化に資する成長資金を集中的に供給するものとして、「特定投資業務」(注2)を活用します。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、今後とも地域経済の活性化、競争力強化に向けた地域のお客様の取り組みを積極的にサポートしてまいります。

(注1)3rd(Third) Party Logistics事業の略。荷主企業の物流一括アウトソーシングを請ける業態。

(注2)「特定投資業務」とは、民間による成長資金の供給の促進を図るため、国からの一部出資(産投出資)を活用し、企業の競争力強化や地域活性化の観点から、成長資金の供給を時限的・集中的に実施することを企図して設けられたものです。

【当ファンドの概要】
 (1)名称 みやぎ地域価値協創投資事業有限責任組合
 (2)規模 30億円
 (3)設立 平成30年9月28日
 (4)出資者 無限責任組合員(GP): DBJ地域投資(株)
有限責任組合員(LP): DBJ、七十七銀行
 (5)期間 投資期間5年間、存続期間12年間

【当ファンドのスキーム図】

ファンド画像.png
















【お問い合わせ先】
   東北支店 業務第一課ファンド業務グループ 電話番号 022-227-8183

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