大森機械工業(株)との共同投資会社を通じた
ヤマノエイチディー(株)への出資について
-「特定投資業務」を活用し、包装機械業界における成長に向けた取り組みを支援 -

大森機械工業株式会社
株式会社日本政策投資銀行

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)および大森機械工業株式会社(本社:埼玉県越谷市、代表取締役社長:大森利夫、以下「大森機械」という。)は、共同して2019年7月に大森機械グループの投資統括会社(株式会社大森SD、以下「大森SD」という。)を設立し、同社を通じ2019年8月に第1号案件への投資を実施しています。
 今般、大森SDによる第2号案件として、株式会社ヤマノ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:花田雅史、以下「ヤマノ」という。)の完全親会社であるヤマノエイチディー株式会社(代表取締役社長:花田雅史)の株式譲受を実施しました。

 大森機械は、「革新的製品生産包装システムを創造し、ユーザー様ご満足の最大化を追求する。それにより企業価値を高め、従業員、地域、国、国際社会に貢献し世界トップメーカーを目指す。」ことを経営理念とし、1948年の創業以来、顧客の要望に応えてさまざまな包装機械を提供してきた包装機械メーカーのパイオニアです。難易度の高い包装システム機器を数多く開発するなど、独自に蓄積した高い技術力・ノウハウを有しています。

 ヤマノは、包装資材、包装機械や食品包装等を取り扱う専門商社であり、「信頼・スピード・解りやすさ」を企業理念に掲げ、1975年の創業以来、顧客に対し包装機械と包装資材の双方の知見を生かした提案を行うことで包装業界の技術発展に寄与してきました。

 今般、大森機械とヤマノは、大森機械の包装機械に関する知見と、ヤマノの強みである包装業界全般に渡るネットワークを組み合わせ、顧客に対する提案の幅を広げること等によって成長機会を獲得することを企図し、大森機械グループとして共に歩むこととしました。

 DBJは、本件を革新的なオープンイノベーションの取り組みと評価し、「特定投資業務」(注1)の一環である「DBJイノベーションエコシステム活性化ファンド」(注2)により支援しました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、今後とも「特定投資業務」を通じた成長資金に係る市場の発展や地域経済の活性化、競争力強化に向けたお客様の取り組みを積極的にサポートしてまいります。

(注1)「特定投資業務」は、民間による成長資金の供給の促進ならびに地域経済の活性化および我が国企業の競争力の強化を図るため、国からの一部出資(産投出資)を活用して、成長資金を時限的・集中的に供給する業務です。

(注2)「DBJイノベーションエコシステム活性化ファンド」は、「特定投資業務」について、Society5.0の世界に先駆けた実現、イノベーションエコシステムの構築に向けた取り組みを推進するため設置した資金枠です。



<大森SD概要>

商号 :株式会社大森SD
設立 :2019年7月16日
本社所在地 :埼玉県越谷市
出資者 :大森機械工業、DBJ
代表者 :大森利夫



<スキーム図>

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【お問い合わせ先】
   大森機械工業(株) 管理本部 電話番号 048-988-2111
   (株)日本政策投資銀行 企業金融第1部 電話番号 03-3244-1680

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