株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、このたび「ウィズコロナ、アフターコロナにおける北海道観光~インバウンド再開に向けた安心・安全への正確な情報発信を~」と題した調査レポートを発行しました。
当レポートは、新型コロナウイルス感染症(以下「新型コロナ」という。)の影響により打撃を受けた北海道の観光産業に着目し、ウィズコロナ、アフターコロナにおける北海道観光について、特にインバウンド再開に係る観点から考察したものです。
考察の主なポイントとして、以下の3点が挙げられます。
(1) | インバウンドが北海道に戻るには相応の時間を要すると考えられるため、短期的にはマイクロツーリズム・ワーケーション等の新しい観光様式を展開するとともに、オンラインツアー等により道外・海外と北海道の「つながり」を維持することが求められる。 | |
(2) | 新型コロナの影響を受けてもインバウンドの訪日需要は依然として高い。海外渡航再開後は近隣国(アジア)の高収入者層をメインターゲットとし、比較的「密」を回避しやすい北海道においては、入込客数の増加から消費単価の上昇に着目することが重要と考えられる。長期的には欧米豪客もターゲットとすることが有効と考えられる。 | |
(3) | 短・中・長期の視点のいずれにおいても、対策や取り組みを実施するのみならず、国内・海外に向けて多言語等により正確に情報発信・情報公開していくことが重要と考えられる。 |
当レポートをご希望の方は、DBJウェブサイト「調査研究レポート」に掲載していますので、ご参照ください。
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