株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、空港施設株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役社長:甲斐正彰、以下「当社」という。)の発行するグリーンボンド(私募債)(以下「本私募債」という。)を取得しました。なお、本件はDBJのグループ会社であるDBJ証券株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:加藤裕幸)が私募の取り扱いを行うものです。
「グリーンボンド」とは、気候変動・水・生物多様性対策など、環境に好影響を及ぼす事業活動に資金使途を限定した債券のことを指します。具体的には、企業や地方自治体等が発行する債券であって、①調達資金の使途がグリーンプロジェクトに限定され、②調達資金が確実に追跡管理され、③発行後のレポーティングを通じ透明性が確保された債券のことです。
当社は、東京国際空港を拠点に国内主要空港やシンガポール、カナダにおいて、航空機整備用格納庫や整備工場などの不動産賃貸事業、熱供給事業、共用通信事業等を展開しています。近年では、土地の有効活用策として太陽光発電を開始し、その後空港内施設への設置や、東京23区内最大規模の設備を設置するなど、様々な形での太陽光発電事業に取り組んでいます。
今般当社は国内航空貨物ターミナル地区において東京国際空港最大規模の自家消費型太陽光発電設備を導入するに際し、国内空港への投資として初の試みとなるグリーンボンドの制度を活用した私募債を発行しました。本件は資金調達の多様化のみならず、当社が掲げている「持続可能な社会の実現」に資する取り組みとなります。また、当社の発行する本私募債は株式会社日本格付研究所よりグリーンボンド最高評価であるGreen1を付与されました。当社は再生可能エネルギーへの取り組みのほか、環境対策への設備投資等を積極的に実施しており、今後も「持続可能な社会の実現」に向けて、ESG・SDGsへの取り組みが期待されております。
DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、お客様の環境への取り組みを積極的に支援してまいります。
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日本政策投資銀行 企業金融第4部
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