再生可能エネルギー発電事業向けファンドへの出資について
~陸上風力を含む再エネファンドとして国内最大級~

 株式会社日本政策投資銀行(以下、「DBJ」という。)は、株式会社グリーンパワーインベストメント(以下、「GPI」という。)が組成した「グリーンパワーリニューワブル1号投資事業有限責任組合」(以下、「本ファンド」という。)へ最大出資者として特定投資業務(注1)に基づき出資を実施いたしました。なお、GPIもこれに次ぐ出資者として出資を行っています。

 本ファンドは、陸上風力を含む再生可能エネルギー(以下、「再エネ」という。)発電事業を対象としたファンドとしては日本最大級であり、DBJ証券株式会社が私募取扱事業者となり国内大手の機関投資家等からの投資を募集し、2020年11月17日に530億円の規模で設立されました。今般調達した資金は、GPIが開発・運営してきた運転稼働中の国内5つの再エネプロジェクト(添付資料を参照)に対する匿名組合出資に充当され、これにより投資家は引き続きGPIが実施する当該5つの事業の安定稼働から生ずる損益の分配を受けることとなります。

 また、GPIは、2004年の創業より一貫して再生可能エネルギー事業の開発、建設、運営に取り組んでおり、本ファンドの投資資金受け入れ後も、5つの事業の経営権を維持しつつ、その運営に携わる一方、本ファンド組成により回収した資金を今後の洋上風力発電事業開発を含む新たな再エネ事業開発に活用し(キャピタルリサイクリング)、日本の優良な再エネ資産の積み上げに貢献してまいります。

 DBJは、これまでの様々な再エネプロジェクトへの投資経験をもとに本ファンドの設立を支援しました。今後もキャピタルリサイクリングの実現を通じ、再エネ資産と投資資金の好循環を支援するとともに、「特定投資業務」によるリスクマネー供給を行いGPIの新たな事業展開への資金調達を支援していきます。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、2050年カーボンニュートラルに向けたグリーン成長戦略を推し進めていくと共に、今後とも「特定投資業務」を通じた成長資金に係る市場の発展や地域経済の活性化、競争力強化に向けたお客様の取り組みを積極的にサポートしてまいります。

(注1)「特定投資業務」とは、民間による成長資金の供給の促進を図るため、国からの一部出資(産投出資)を活用し、企業の競争力強化や地域活性化の観点から、DBJが成長資金の供給を時限的・集中的に実施することを企図して設けられたもの。

(添付資料1:本ファンド概要、添付資料2:投資先プロジェクト概要)

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お問合せ先

日本政策投資銀行 企業金融第5部
電話番号 03-3244-1620

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