株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、ロイヤルホールディングス株式会社(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長(兼)CEO:黒須康宏、以下「当社」という。)が発行する優先株式につき、「特定投資業務(注1)」の一類型である「新型コロナリバイバル成長基盤強化ファンド(注2)」を活用して引き受けることといたしました。
当社グループは、「"食"&"ホスピタリティ"を通じて国民生活の向上に寄与すること」を基本理念とする国内有数の外食事業者です。「ロイヤルホスト」、「てんや」を主力とした外食事業を中心に、空港ターミナルビルや高速道路サービスエリア等において多種多様な飲食業態を運営しているコントラクト事業、機内食の調製業務と搭載業務を受託している機内食事業、全国にリッチモンドホテルを展開しているホテル事業および当社グループの各事業における食品製造等を行う食品事業の5つの事業を運営しています。
当社グループでは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う人々の行動および生活様式の変化により、経営環境に大きな影響が生じている中、ウィズコロナ・アフターコロナ時代における消費者の需要変容に対応すべく、"選択と集中"による構造改革を進めております。具体の施策として、自宅での食事時間増加を捉えたレストラン品質のフローズン・ミール「ロイヤルデリ」の増産投資やロイヤルホストにおける感染症予防対策の強化とテクノロジーを積極的に活用した顧客の利便性向上・従業員のオペレーション負荷軽減による生産性向上を図るための改装投資、リッチモンドホテルにおける観光・ファミリー需要開拓のための改装投資等を実施することとしています。
加えて、今般の双日株式会社との資本業務提携により、海外への事業進出、サプライチェーンやCRMの強化、新規事業の創出といった成長投資の実行において、協業によるシナジー発現を通じて新たなビジネスモデルの創出や事業基盤の強化を始めとする更なる企業価値向上を目指しています。
DBJは、これらの経営革新に向けた取り組みが、当社グループの競争力強化に資するものと評価し、「特定投資業務」の一類型として設置した「新型コロナリバイバル成長基盤強化ファンド」を活用し、優先株式の引受けを通じた支援を行うことといたしました。
DBJは、特定投資業務の「新型コロナリバイバル成長基盤強化ファンド」を活用し、新型コロナウイルス感染症による影響を受けた企業の迅速かつ着実な回復・成長を支援してまいります。
(注1)民間による成長資金の供給の促進並びに地域経済の活性化および我が国企業の競争力の強化を図るため、国からの一部出資(産投出資)を活用して、成長資金を時限的・集中的に供給する業務です。
(注2)「特定投資業務」において、新型コロナウイルス感染症による影響を受けながらも新事業開拓や異分野連携等を行う企業の迅速かつ着実な回復・成長を支援するため設置した資金枠です。
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日本政策投資銀行 企業金融第6部
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