特定投資業務に関し「DBJイノベーション・ライフサイエンスファンド」を設置
-コロナ禍に対応しライフサイエンス産業等への取り組みを加速-

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、「成長戦略フォローアップ」(2020年7月17日閣議決定)等を踏まえ、今般、ライフサイエンス産業等の競争力強化に対する支援を明確化すべく、「特定投資業務(注)」の一類型として2020年3月31日に設立した「DBJイノベーションエコシステム活性化ファンド」を改称し、「DBJイノベーション・ライフサイエンスファンド」(以下「DBJ-ILF」という。)を新たに設置しました。

 DBJでは、これまで「DBJイノベーションエコシステム活性化ファンド」を活用し、Society5.0の世界に先駆けた実現、イノベーションエコシステムの構築等に向けたリスクマネー供給を実施してきましたが、コロナ禍において重要性が高まりつつあるライフサイエンス産業等の競争力強化・イノベーション促進に資する取り組みに対し、「DBJ-ILF」の設置を契機とし、資本性資金(エクイティ‧メザニン)の供給をより一層強化してまいります。

 今般実施した株式会社CROSS SYNCに対する出資(2021年3月8日プレスリリース参照)が、「DBJ-ILF」の第一号案件となります。同案件は、同社設立前に横浜市立大学における研究において、同社製品に関連する技術の開発支援を行った国立研究開発法人日本医療研究開発機構(以下「AMED」という。)からの紹介を契機として出資に至ったものです。

 DBJは、AMEDをはじめとする国立研究開発法人等との連携も図りつつ、DBJ-ILFを活用してライフサイエンス産業等をはじめとする我が国の様々な産業分野における競争力強化・イノベーション促進に資する取り組みを支援してまいります。

 (注)民間による成長資金供給の促進並びに地域経済の活性化及び我が国企業の競争力の強化を図るため、国からの一部出資(産投出資)を活用して、成長資金を時限的‧集中的に供給する業務です。


以 上 

【お問い合わせ先】
   経営企画部 広報室 電話番号03-3244-1180

   

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