株式会社日本政策投資銀行（以下「DBJ」という。）および株式会社三菱UFJ銀行（取締役頭取執行役員：三毛兼承）等が共同出資し、株式会社ソリューションデザイン（代表取締役社長：齋藤隆広）が管理・運営を行うメザニン・ソリューション4号投資事業有限責任組合（以下「当ファンド」という。）は、シー・ファイブ・エイト・ホールディングス株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役：野呂瀬和樹、以下「シー・ファイブ・エイト・ホールディングス」という。）に対し、メザニンファイナンスを実施しました。
当ファンドは、2020年4月に、事業再編や財務基盤強化など企業の多様な資金ニーズに対して柔軟な資金調達手段を提供し、企業の成長を積極的にサポートすることを目的として設立されました。当ファンドに対するDBJの出資のうち、「特定投資業務」（注1）の要件に合致するものについて同業務を活用することとしています。
シー・ファイブ・エイト・ホールディングスは、アント・キャピタル・パートナーズ株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：飯沼良介、以下「アントCP」という。）により、ソフトブレーン株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役社長：豊田浩文、以下「ソフトブレーン」という。）の株式取得を目的として設立された会社です。
アントCPは、2000年設立の投資会社であり、プライベート・エクイティ投資業界の草創期から投資活動を行い、多種多様な業種・業態へのバイアウト投資および投資後の経営支援の実績を有しています。
ソフトブレーンは、営業管理・支援システム「eセールスマネージャー」を主力商品として、ユーザー企業からの高い満足度を背景に7,000社超への導入実績を有する国内ベンダーとして最大手の企業です。
今回、アントCPは、これまで蓄積してきた投資先に対するバリューアップや財務・組織面の管理等に関する知見をソフトブレーンに提供することにより、同社の抱える経営課題を解決し、企業価値の最大化を実現するべく、シー・ファイブ・エイト・ホールディングスを通じ、ソフトブレーンの株式取得を進めてまいりました。
DBJは、2020年11月に、シー・ファイブ・エイト・ホールディングスによるソフトブレーンの公開買付実施後に同社の株式を取得（注2）しておりますが、本件は、同社によるソフトブレーン株式の追加取得に関し、当ファンドから同社に対してメザニンファイナンスを実施するものです。
DBJは、アントCP主導による本件取り組みが、ソフトブレーンの成長加速と一層の事業基盤強化に繋がるものと評価し、 「特定投資業務」の要件に合致するものとして、当ファンドに対するDBJの出資に同業務を活用することとしました。
DBJは、今後とも「特定投資業務」を通じた成長資金に係る市場の発展や地域経済の活性化、競争力強化に向けたお客さまの取り組みを積極的に支援してまいります。
（注1）民間による成長資金の供給の促進並びに地域経済の活性化および我が国企業の競争力の強化を図るため、国からの一部出資（産投出資）を活用して、成長資金を時限的・集中的に供給する業務です。
（注2）2020年11月17日「シー・ファイブ・エイト・ホールディングス(株)へのエクイティ・ファイナンスの実施について」（https://www.dbj.jp/topics/dbj_news/2020/html/20201117_202973.html）
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