「四国物流を『繋げる』共同物流事例調査~グリーンでレジリエントな四国物流の構築に向けて~」を発行

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、「四国物流を『繋げる』共同物流事例調査~グリーンでレジリエントな四国物流の構築に向けて~」と題した調査レポートを発行しました。

 DBJ四国支店は、グリーンでレジリエントな四国物流の構築をテーマに、ますます強く意識されるSDGsや来るべきカーボンニュートラル社会に備えるという視点からも、物流効率の改善に資する共同物流は重要なアプローチと考え、共同物流に関する事例調査を実施しました。

 当レポートは、あらためて共同物流の観点から四国物流の特徴を抽出した上で、事例調査及びヒアリング調査の結果を分析・整理し、共同物流の成功要因・成果について考察しています。

 その中で、四国物流の特徴として、四国域内では、①南北が四国山地で遮られているため四国の中心都市を中軸としたハブ&スポーク網の構築が困難なこと、②面積の大半が過疎地域に該当する一方で、基幹一般道が充実していないため、低積載かつ長時間運行を余儀なくされることを挙げています。また、四国域外では、③他地域との往来に橋の通行が不可避で通行料金が高いこと、④帰り荷として他地域から四国に運ぶ貨物が少ないことを挙げています。

 物流難度の高い四国において、今後も物流機能を維持するためには、四国域内の物流と四国域外の物流の両方において共同物流の取り組みを進めていく必要があると考えます。また、より効果的に共同物流の取り組みを推進するためには、サービスレベルの見直し、標準化の推進及びIT化の3点が主なポイントになることに加えて、共同化で重要な役割を担う事業者が誰であるかによって特徴が異なることについて整理しました。

 当レポートをご希望の方は、DBJウェブサイト「調査研究レポート」に掲載していますのでご参照ください。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、今後とも地域に役立つ情報発信を積極的に行ってまいります。



【お問い合わせ先】
   四国支店 企画調査課 電話番号 087-861-6676

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