大成建設(株)に対し、DBJ-対話型サステナビリティ・リンク・ローンの実行

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、大成建設株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:相川善郎、以下「当社」という。)に対し、DBJ-対話型サステナビリティ・リンク・ローン(以下「本ローン」という。)を実行しました。

 本ローンは、Loan Market Association等が策定した「サステナビリティ・リンク・ローン原則」(以下「SLLP」という。)及び環境省が策定した「グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイドライン」(以下「環境省ガイドライン」という。)に基づき、貸付人であるDBJが対話を通じて借入人のサステナビリティ経営高度化に資する適切なキー・パフォーマンス・インディケーター(以下「KPI」という。)とサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(以下「SPT」という。)設定を支援するとともに、貸付期間中の定期的な対話によりSPTの達成に向けた伴走を行う融資メニューです。

 当社は、グループ理念「人がいきいきとする環境を創造する」のもと、中長期的に目指す姿「TAISEI VISION 2030」にて掲げる「人々が豊かで文化的に暮らせるレジリエントな社会づくりに貢献する先駆的な企業グループ」を目指し、経済的価値と社会的価値の両立を図る高度なサステナビリティ経営を推進しています。

 本ローンでは、当社が中長期的に目指す姿「TAISEI VISION 2030」及び中期経営計画(2021-2023)において、環境分野のフロントランナーを目指すとしていること、2050年環境目標「TAISEI Green Target 2050」において、持続可能な環境配慮型社会の実現への貢献を掲げていること、また次世代高機能ZEBの開発・実用化などを通じてバリューチェーン(運用段階)への働きかけを進めるとしていることから、当社が取り組んでいる当社設計施工案件の運用段階のCO2予測排出量削減について、以下のKPI・SPTを設定しました。

  KPI     SPT  
  当社設計施工案件の運用段階のCO2予測排出量削減率(1990年度比)     2023年度削減率43%  

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、サステナビリティ経営の実現に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。

 ※ 本ローンのSLLP及び環境省ガイドラインに基づくフレームワークの適切性およびサステナビリティ戦略とKPI・SPTの整合性について、詳細は関連リンクを参照ください。

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お問合せ先

日本政策投資銀行 都市開発部
電話番号 03-3244-1710

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