株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、このたび、神戸市・関西圏における蓄電池の利活用及び新しい電池需要の創出と産業化に向け設立された「神戸関西圏電池リユース・リサイクル協議会」(略称「ReBaaS(注1)協議会」。以下「本協議会」という。)に参画しました。
本協議会は、神戸市の呼びかけにより、蓄電池の利活用に取り組む事業者24社(注2)によって設立され、電池資源循環プラットフォームを構築することで、蓄電池の系統連系評価や、蓄電池へのリサイクル技術活用等の実証事業等を推進し、カーボンフリー電源や水素燃料電池等と組み合わせたエネルギーマネジメントの高度化に寄与することにより、SDGs やカーボンニュートラルに呼応した新たな電池需要の創出と産業化に寄与することを目的としております。
本協議会では、循環型産業プラットフォームの構築を目指し、以下の活動に取り組んでいく予定です。
①各種実証実験
②国や地方公共団体への政策提言、支援要請
③その他、本協議会の目的を達成するために必要な活動
DBJでは第5次中期経営計画において、持続可能な社会への貢献に向けた「GRIT戦略(注3)」を推進することとしています。本協議会への参画を通じ、持続的成長が可能な蓄電池の循環型産業プラットフォームの構築及び事業基盤の形成を推進することで、持続可能な社会・地域活性化への貢献に取り組んでまいります。
(注1)5つの「Re」(Rebirth、Resilience、Revalue、Relation、Recovery)を軸としたBaaS(Battery as a Service:電池産業2.0)推進を目指すことを表しています。
(注2)<設立時会員、50音・アルファベット順> ◎:幹事、※:事務局
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社、川崎重工業株式会社、関西電力株式会社、神戸市、株式会社コベルコ科研、国立研究開発法人産業技術総合研究所、株式会社ジーエス・ユアサ コーポレーション、公益財団法人新産業創造研究機構、住友化学株式会社、一般財団法人電気安全環境研究所、東京大学先端科学技術研究センター、トヨタ自動車株式会社(◎)、株式会社豊田中央研究所、豊田通商株式会社、株式会社日本政策投資銀行、株式会社日本経済研究所(※)、公益社団法人兵庫工業会、プライムアースEV エナジー株式会社、プライムプラネットエナジー&ソリューションズ株式会社、三菱商事株式会社、三菱電機株式会社、明和産業株式会社、株式会社リチウムエナジージャパン、株式会社JERA(◎)、NTT アノードエナジー株式会社
(注3)G:グリーン社会の実現、R:しなやかで強い安心安全な地域・社会や産業基盤の構築、I:事業化可能と評価できるイノベーションへの取り組み、T:現在の事業基盤を前提とした移行に向けた戦略的取り組み、を表すもので、第5次中期経営計画においてDBJグループが重点的に取り組む分野を表したもの。
【お問い合わせ先】
関西支店 企画調査課 電話番号 06-4706-6455