(株)キョーテックに対し、「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、株式会社キョーテック(本社:京都府京都市、代表取締役社長:佐野聡伸、以下「当社」という。)に対し、「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施しました。

 「DBJ BCM格付」融資は、DBJが開発した独自の評価システムにより、防災及び事業継続への取り組みが優れた企業を評価・選定するという、「BCM格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニューです。

 当社は、1933年に友禅型紙彫刻業として創業し、祖業から培った型紙彫刻技術を応用・発展させて特殊印刷技術を確立した後は、同技術を基盤として高い品質及び意匠性を誇る内装用不燃化粧板の製造・販売を手掛けています。1985年には、特殊印刷技術をさらに応用・発展させて独自の高精度・高密度電気回路印刷技術を確立し、電気式床暖房をはじめとするプリント電子基板の製造にも事業を展開しています。

 今回の格付では、以下の点を高く評価しました。

(1) 全拠点での年1回の防災訓練や安否確認訓練に加え、主要拠点においては訓練シナリオが異なる緊急時対応訓練を年に複数回実施しており、自社における防災対策を着実に進めている点
(2) 顧客に対する供給責任を果たすべく、グループ会社の株式会社キョーライトや同業他社との間で有事における協業関係を構築し、自社製品の代替生産が可能な体制を整備している点
(3) アンケート調査による主力サプライヤーの事業継続マネジメント体制と在庫量の把握を踏まえた仕入先の複数化や、主要顧客との定期的な在庫状況確認を通じた自社の戦略在庫の検討等、サプライチェーン全体での事業継続力の強化に努めている点

 その結果、当社は「防災及び事業継続への取り組みが十分」という格付を取得しました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、有事における事業継続の推進に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。



【お問い合わせ先】
   関西支店 企画調査課 電話番号 06-4706-6455

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