株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、三菱ガス化学株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:藤井政志、以下「MGC」という。)に対し、DBJ-対話型サステナビリティ・リンク・ローン(以下「本ローン」という。)を実行しました。
本ローンは、環境省が策定した「グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイドライン」(以下「環境省ガイドライン」という。)に基づき、貸付人であるDBJが対話を通じて借入人のサステナビリティ経営高度化に資する適切なキー・パフォーマンス・インディケーター(以下「KPI」という。)とサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(以下「SPTs」という。)設定をサポートするとともに、貸付期間中の定期的な対話によりSPTsの達成に向けた伴走を行う融資メニューです。
MGCは、2050年頃の未来を想定し作成した理念体系「MGC Way」のもと、グループミッション「社会と分かち合える価値の創造」の実践により、「化学にもとづく、特色と存在感あるエクセレントカンパニー」を目指しています。
本ローンでは、MGCの新中期経営計画「Grow UP 2023」において、エネルギー・気候変動問題に対する具体的なアクションプランである、CO2や廃プラスチック等を原料としメタノールを製造する「環境循環型メタノール構想」に関し、以下のKPI・SPTsを設定しました。
KPI | 環境循環型メタノール構想の実現 | |
SPTs① | 2023年度までに環境循環型メタノールパイロットプラントの実証運転を完了すること | |
SPTs② | 2029年度までに年間生産量が1万トン以上の環境循環型メタノール量産プラントを竣工すること |
DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、サステナビリティ経営の実現に向けたお客様の取り組みを積極的にサポートしてまいります。
※ 本ローンの環境省ガイドラインに基づくフレームワークの適切性及びサステナビリティ戦略とSPTsの整合性について、詳細は関連リンクをご参照ください。
【お問い合わせ先】
企業金融第1部 電話番号 03-3244-1680