日立造船(株)に対し、「DBJ環境格付」に基づく融資を実施
-12年連続で最高ランクの格付を取得-

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、日立造船株式会社(本社:大阪市住之江区、社長兼COO:三野禎男、以下「当社」という。)に対し、「DBJ環境格付」に基づく融資を実施しました。

 「DBJ環境格付」融資は、DBJが開発したスクリーニングシステム(格付システム)により企業の環境経営度を評点化し、優れた企業を選定するという世界で初めての融資メニューです。

 当社は、国内外に幅広く展開する高効率ごみ焼却発電プラントを中心に、「クリーンなエネルギー」「クリーンな水」「環境保全、災害に強く豊かな街づくり」を軸に事業を展開し、「サステナブルで、安全・安心な社会の実現に貢献するソリューションパートナー」を目指し、環境配慮型経営を推進しています。

 今回の格付では、以下の点を高く評価しました。

(1) Hitz先端情報技術センター「A.I/TEC」や事業横断的なデータ分析基盤「IoTセキュアプラットフォーム」など高度な技術に基づき、膨大なデータの分析を踏まえた運転最適化を実現し、設備の長寿命化や発電量の最適化をはじめとするサービスを通じた環境貢献を幅広い事業に対し展開している点
(2) 国連グローバル・コンパクトの様式を用いた主要サプライヤーへのCSR調達調査の定期的な実施に留まらず、評点結果を踏まえた改善指導や翌年度の調査結果にて指導結果の確認を行うなど、サプライチェーンを通じたCSR配慮の要求水準の高まりに対応せんとマネジメントの高度化を図っている点
(3) サステナビリティ推進室を新設しサステナビリティ経営の基盤を築くとともに、 TCFD提言に沿って気候変動に関するリスクと機会を認識したうえで、これまで培った技術力を活かしPtG事業をはじめとする新事業領域に着手するなど、カーボンニュートラルの実現と長期的な成長の双方に資する活動に精励している点

 その結果、当社は、「環境への配慮に対する取り組みが特に先進的」という最高ランクの格付を12年連続で取得しました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、環境配慮型経営に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。



【お問い合わせ先】
関西支店 企画調査課 電話番号 06-4706-6455

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