川崎重工業(株)に対し、DBJ-対話型サステナビリティ・リンク・ローンの実行
-水素サプライチェーン構築に向けた取り組みをサポート-

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、川崎重工業株式会社(本社:神戸市中央区、代表取締役社長執行役員:橋本康彦、以下「当社」という。)に対し、DBJ-対話型サステナビリティ・リンク・ローン(以下「本ローン」という。)を実行しました。

 本ローンは、Loan Market Association等が策定した「サステナビリティ・リンク・ローン原則」(以下「SLLP」という。)及び環境省が策定した「グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイドライン」(以下「環境省ガイドライン」という。)に基づき、貸付人であるDBJが対話を通じて借入人のサステナビリティ経営高度化に資する適切なキー・パフォーマンス・インディケーター(以下「KPI」という。)とサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(以下「SPTs」という。)設定をサポートするとともに、貸付期間中の定期的な対話によりSPTsの達成に向けた伴走を行う融資メニューです。

 当社グループは、2030年に目指す将来像として、グループビジョン2030「つぎの社会へ、信頼のこたえを~Trustworthy Solutions for the Future~」を制定しています。そのなかで、今後注力するフィールドを「安全安心リモート社会」「近未来モビリティ」「エネルギー・環境ソリューション」とし、変化に合わせて、より成長できる事業体制への変革を目指しています。

 本ローンでは、当社の「グループビジョン2030」における注力フィールドのうち「エネルギー・環境ソリューション」において重要な位置づけにあり、当社の持続的な成長及び日本のカーボンニュートラル達成に欠かせない「水素サプライチェーン構築」に関し、以下のKPI・SPTsを設定しました。

KPI   水素サプライチェーン構築
SPTs①   2026年度までに商用化実証大型液化水素運搬船1隻の建造完了
SPTs②   2031年度までに日本への水素運搬可能量22.5万t/年以上

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、サステナビリティ経営の実現に向けたお客様の取り組みを積極的にサポートしてまいります。

※本ローンのSLLP及び環境省ガイドラインに基づくフレームワークの適切性及びサステナビリティ戦略とSPTsの整合性について、詳細は関連リンクをご参照ください。


【お問い合わせ先】
企業金融第2部 電話番号 03-3244-1660

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