「マーキュリア日本産業成長支援2号投資事業有限責任組合」の組成について
-「特定投資業務」を活用し、中堅企業の事業承継を支援-

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、株式会社マーキュリアインベストメント(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:豊島俊弘、以下「MIC」という。)が、本邦中堅企業等の事業承継をテーマに組成した「マーキュリア日本産業成長支援2号投資事業有限責任組合(以下「JIGF2号」という。)」に対して、アンカー投資家として参画しました。

 MICは、株式会社マーキュリアホールディングス(以下「MHD」といい、MICとMHDをあわせて以下「マーキュリアインベストメントグループ」という。)の子会社として、マーキュリアインベストメントグループの掲げる「ファンドの力で日本の今を変える」というミッションの実現に向けて活動を行うファンド運営会社です。MICは2016年8月にマーキュリア日本産業成長支援投資事業有限責任組合(以下「JIGF1号」という。)を組成し、MICが有するクロスボーダーでのネットワーク・投資ノウハウ等を活かしながら、投資先企業の企業価値を高めるべく投資活動を行っています。

 JIGF2号は、今後も増加が予想される事業承継ニーズへの対応をテーマに、投資活動が進捗したJIGF1号の後継ファンドとして組成されるファンドです。MICは、DBJに加え、地域金融機関等も含む既存投資家を中心にJIGF2号を組成しており、今後は海外投資家を含む新たな投資家招聘により、ファンド総額を拡大することを目指しています。

 DBJは、本件が、投資先企業が事業承継等を契機として、MICのネットワーク・ノウハウ等を活用した経営革新を実現することで、オープンイノベーションの推進を通じた本邦企業の競争力強化や地域経済の活性化に寄与するものとして、DBJの「特定投資業務(注1)」の一環である「DBJイノベーション・ライフサイエンスファンド(注2)」を活用し投資を実施する予定です。

 DBJは、JIGF2号の取り組みを通じ、国内企業の成長を支援し、わが国経済の活性化に貢献してまいります。

<JIGF2号の概要>

名称   マーキュリア日本産業成長支援2号投資事業有限責任組合
組成日   2022年3月31日
ファンド総額   264億円(初回クロージング)
無限責任組合員   株式会社マーキュリアインベストメント
有限責任組合員   DBJ 他

<株式会社マーキュリアインベストメントの概要>

会社名     株式会社マーキュリアインベストメント
本社所在地     東京都千代田区内幸町一丁目3番3号
代表者     代表取締役 豊島 俊弘
事業内容     投資助言業、投資運用業、第二種金融商品取引業
金融商品取引業 関東財務局長(金商)第2511号
登録免許     総合不動産投資顧問業 国土交通大臣 総合-第144号
宅地建物取引業 東京都知事(2)第98231号

 (注1)民間による成長資金の供給の促進並びに地域経済の活性化及び我が国企業の競争力の強化を図るため、国からの一部出資(産投出資)を活用して、成長資金を時限的・集中的に供給する業務です。

 (注2)「特定投資業務」について、Society5.0の世界に先駆けた実現やイノべーションエコシステムの構築、ライフサイエンス産業の競争力強化に向けた取り組みを推進するため設置した資金枠です。



【お問い合わせ先】
企業投資第2部 電話番号 03-3244-1140

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