三菱自動車工業(株)に対し、「DBJ環境格付」に基づく融資を実施-最高ランクの格付を取得-

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、三菱自動車工業株式会社(本社:東京都港区、代表執行役社長兼最高経営責任者:加藤隆雄、以下「当社」という。)に対し、「DBJ環境格付」に基づく融資を実施しました。

 「DBJ環境格付」融資は、DBJが開発したスクリーニングシステム(格付システム)により企業の環境経営度を評点化し、優れた企業を選定するという世界で初めての融資メニューです。

 当社は、1970年に設立された国内有数の自動車メーカーです。「モビリティの可能性を追求し、活力ある社会をつくります」というビジョンのもと、ASEANを中心としてグローバルに展開し、強みである電動化技術なども活かしつつ、近年はカーボンニュートラルにむけた取り組みを加速させています。

 今回の格付では、以下の点を高く評価しました。

(1) 2030年に電動車(注)の販売比率を50%とする長期目標を打ち出すとともに、販売会社での「電動DRIVE STATION」を通じた情報発信や、独自のユーザーサポートプログラムである「電動車両サポート」の提供などによって電動車の普及拡大を図り、電動化技術の強みを活かした環境貢献に積極的に取り組んでいる点
(2) 主要サプライヤーとの間で脱炭素化に向けた対話を実施するだけでなく、第三者機関を活用しながら取引先のCSRの取り組みに対する調査及び改善状況のフォローアップを進めることにより、持続可能なサプライチェーンの構築に努めている点
(3) 「2050年、CO2排出実質ゼロ」社会の実現に真摯に取り組むことを掲げた「環境ビジョン2050」を策定し、電力供給の最適化を目指したV2G(Vehicle to Grid)の実証実験などを通じ、電動車を活用した新たなソリューションの可能性を追求することで、長期的な観点で事業活動を通じた社会課題解決を推進している点

 その結果、当社は「環境への配慮に対する取り組みが特に先進的」という最高ランクの格付を取得しました。

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、環境配慮型経営に向けたお客様の取り組みを積極的に支援してまいります。

 (注)電気自動車、プラグインハイブリッド車、ハイブリッド車のこと。


【お問い合わせ先】
企業金融第2部 電話番号 03-3244-1660

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