「WMグロース5号投資事業有限責任組合」の組成について
-「特定投資業務」を活用し、中堅・中小企業の成長を支援-

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、WM パートナーズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:徳永康雄、以下「当社」という。)が、「資本政策の課題解決 × 成長支援」をテーマに組成した、WMグロース5号投資事業有限責任組合(以下「当ファンド」という。)に対する出資契約を締結しました。

 当社は、2013年7月に設立された、日本におけるグロース・キャピタル投資のパイオニアとして、成長を志す経営チームへの投資及び支援を行う独立系投資会社です。当社は、「新しいサービスや製品、ビジネスモデルを産み出す企業は、必ずしも創業時よりベンチャーキャピタルから資金調達を行い急成長志向のスタートアップ企業だけではなく、一定の業歴のある『成長志向の中堅・中小企業』の中にも多く存在している」と考え、当該領域で「成長企業投資(WM流グロースキャピタル)」の実績を積み上げてきました。

 当ファンドは、投資活動が進捗したWMグロース4号投資事業有限責任組合の後継ファンドとして組成されたファンドであり、設立10 年超の成長ポテンシャルを有する国内の中堅・中小企業を投資対象とし、新株発行の引受(増資)、既発行株式の譲受など各社のニーズに合わせて「バイアウト投資」及び「マイノリティ投資」の双方に対応できるファンドです。当社は、DBJに加え、地域金融機関等を中心に当ファンドを組成しており、総額120 億円のファンド規模を目指し、ファンド募集活動を継続しております。

 DBJは、本件が、投資先企業が事業承継や事業再編、資本構成の見直し等を契機として、当社の事業運営に関する情報・ノウハウや人的・資金的なサポート等を活用した経営革新を実現することで、オープンイノベーションの推進を通じた国内企業の競争力強化や地域経済の活性化に寄与するものとして、DBJの「特定投資業務(注1)」の一環である「DBJイノベーション・ライフサイエンスファンド(注2)」を活用し投資を実施する予定です。

 DBJは、今後とも「特定投資業務」を通じた成長資金に係る市場の発展や地域経済の活性化、競争力強化に向けたお客様の取り組みを積極的にサポートしてまいります。

<当ファンドの概要>

名称 WM グロース5号投資事業有限責任組合
所在地 東京都千代田区麹町三丁目2番地
組成日 2022年7月
ファンド総額(目標) 120億円
存続期間 10年
有限責任組合員 DBJ 他


<当社の概要>

名称 WM パートナーズ株式会社
所在地 東京都千代田区麹町三丁目2番地
代表取締役      松本 守祥、徳永 康雄
株主 WMP株式会社(パートナーが出資する持株会社)
DBJ
存続期間 10年
事業内容 未上場株式等への投資、プライベート・エクイティ・ファンドの運営・管理


(注1)民間による成長資金の供給の促進並びに地域経済の活性化及び我が国企業の競争力の強化を図るため、国からの一部出資(産投出資)を活用して、成長資金を時限的・集中的に供給する業務です。

(注2)「特定投資業務」において、Society5.0の世界に先駆けた実現やイノべーションエコシステムの構築、ライフサイエンス産業の競争力強化に向けた取り組みを推進するため設置した資金枠です。

【お問い合わせ先】
企業投資第2部 電話番号 03-3244-1140

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