(株)プライムポリマーに対し、DBJ-対話型サステナビリティ・リンク・ローンの実行-ポリプロピレン製造設備のビルド&スクラップを通じた高機能ポリプロピレン供給体制構築及びCO2排出量削減をサポートー

 株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。)は、株式会社プライムポリマー(本社:東京都港区、代表取締役社長:藤本健介、以下「PRM」という。)に対し、DBJ-対話型サステナビリティ・リンク・ローン(以下「本ローン」という。)を実行しました。

 本ローンは、「サステナビリティ・リンク・ローン原則」(以下「SLLP」という。)及び「グリーンローン及びサステナビリティ・リンク・ローンガイドライン」(以下「環境省ガイドライン」という。)に基づき、貸付人であるDBJが対話を通じて借入人のサステナビリティ経営高度化に資する適切なキー・パフォーマンス・インディケーター(以下「KPI」という。)とサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(以下「SPT」という。)の設定をサポートするとともに、貸付期間中の定期的な対話によりSPTの達成に向けた伴走を行う融資メニューです。

 PRMは、ポリエチレン及びポリプロピレン(以下「PP」という。)の製造を行う、三井化学株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:橋本修、以下「三井化学」という。)のグループ会社です。PRMが属する三井化学グループは、長期経営計画「VISION 2030」において、三井化学が目指すべき企業グループ像を「化学の力で社会課題を解決し、多様な価値の創造を通して持続的に成長し続ける企業グループ」と定義し、「環境と調和した循環型社会」「多様な価値を生み出す包摂社会」「健康・安心にくらせる快適社会」の実現を目指して事業に取り組んでいます。

 本ローンでは、三井化学の長期経営計画「VISION2030」における非財務指標「2030年度までにGHG排出量40%削減(Scope1+2、2013年度比)」に関し、その達成に向けた主要施策としてPRMが実施するPP製造設備のビルド&スクラップを通じたCO2排出量削減について、以下のKPI・SPTを設定しました。

KPI     PRMの市原工場、大阪工場及び姉崎工場でのPP製造におけるCO2排出量
SPT     PRMの市原工場、大阪工場及び姉崎工場でのPP製造における2030年度のCO2排出量を2013年度比23.8%削減

 DBJは、企業理念「金融力で未来をデザインします~金融フロンティアの弛まぬ開拓を通じて、お客様及び社会の課題を解決し、日本と世界の持続的発展を実現します~」に基づき、サステナビリティ経営の実現に向けたお客様の取り組みを積極的にサポートしてまいります。

※本ローンのSLLP及び環境省ガイドラインへの準拠性について、詳細は関連PDF(対話報告書(公表版)PDF)をご参照ください


【お問い合わせ先】
企業金融第1部 電話番号 03-3244-1680

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